D7500で不安なバッテリー問題をVemico製 互換バッテリーで補強。

D7500を愛用していていつも思うのは思ったよりも速いバッテリーの減りです。これを回避する為に互換バッテリーを購入しました。

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D7500は機能が増えた分、バッテリーを多く消費。

D7500ではWi-Fi機能でのスマートフォンとの連携に加えて、Bluetoothでの自動転送に対応しています。普段の撮影で、自宅に帰ってからゆっくりRAW現像や、ブログ用のブツ撮りの時はこの機能をOFFでも問題ないのですが、子どものイベント撮影や、SNS連携前提で撮影する場合は、スマートフォンに自動的に転送されるのは便利です。
Nikon純正のアプリ「SnapBridge」自体の不安定さもまだ残っているのですが(時折カメラを見失ったり接続が解除される)、利用する頻度はやはり高いです。運動会の時等は撮影しながら来れなかった親族のLINEにほぼリアルタイムで送信したりしています。

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D7500に搭載されているBluetoothのバージョンは4.1で、4.0以降に採用されたLow Energyに対応はしているものの、4.0以降から重視されてきた省電力やデータ転送の最適化や再接続については、あまり体感できるほど良くなっていないように感じます。
というのも、自動転送設定をONにして撮影していた場合、液晶のバッテリー残量表示がまるでカウントダウンのようにメモリが減っていくからです。そもそも、公称値では1コマ撮影で純正バッテリーで撮影した場合では950枚までの撮影とされていますし、この場合は恐らくWi-FiやBluetoothをOFF、液晶画面も使わずに撮影した場合だと思います。色々な機能を併用している場合はこの2/3くらいと考えておいた方が妥当です。実際に950 × 2/3 = 約634枚程度でバッテリーのメモリ表示は残り1~2になっていました。

これが別に悪いというわけではなく、例えばXperia XZ2 Premiumのバッテリーは3400mAh、EN-EL15aはたったの1900mAhですので、これは仕方がないことだと思います。

予備は多ければ多いほど安心感があります。

バッテリーはそこまで重要視はしていませんでしたが(一回の外出でバッテリーを使い切ることはごく稀)、旅行に行く際の荷物や、部屋に戻った際の手間をできる限り減らしたいと思い、先日の奥飛騨に出かける前に互換バッテリーを追加購入しました。

購入したのは、Vemicoというメーカーの互換バッテリーです。色々悩みましたが、普段使うのは純正バッテリーで、どうしてもという緊急時用なので、これでも良いかと思い購入しました。

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前回購入した互換バッテリーはバッテリーのみの購入でしたが、今回は互換バッテリー2個と充電器のセットです。バッテリー2個、充電器、ケーブル等を収納するケースに入っていました。バッテリー単体もケースに入っていたのはありがたいですね。

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純正と何が違うのか。

純正バッテリ、先日購入したROWA JAPAN製の互換バッテリーと比べてみました。

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外観は刻印やプリント部分を除いて全く同じです。当たり前のことですが、形状が違うと使えませんので。

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純正は7.0V、1900mAhの表記ですが、今回購入したVemico製は7.4V、2100mAhになっていました。先日購入していたROWA JAPAN製は純正と同じ7.0V、1900mAhですが、13.3Whとなっており、消費電力が違いますね。
今回のVemico製が全体的に数値が上になっています。

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内心少し不安に思いながらD7500で使ってみましたが、問題なく使用できました。今確認するとVemico製はPSEマークがありません。PSEマークは厳密には使用自体に関する規制ではありませんので、問題ないとは思いますが。

D7500で撮影時に使用しましたが、純正バッテリーよりも容量が大きいせいか、700枚ほど撮影してもバッテリーは半分くらい残っていました。緊急時のバッテリーとしては必要十分です。

USB電源で充電できるのは便利です。

純正もこれを採用してほしいくらいですが、付属の充電器はUSB経由で充電します。「Dual Charger」という表記があり、バッテリーのセット部分には「Fits NIK ENEL15」と記載があり、Nikon製のEN-EL15にフィットするという意味のようですね。
恐らくこの部分を入れ替えることで他タイプのバッテリーにも対応するように設計してあるのだと思います。

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購入WebページではmicroUSBとなっていましたが、届いた製品の端子はType-Cになっていました。どちらかというと今後はType-Cに統一していきたかったのでありがたい変更でした。

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充電器はいかにも海外製のプラスティック感とチープ感がある筐体になっていますが、使用には問題なさそうです。落とすと割れそうですが(笑)。

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Ankerの5ポートUSB充電器経由で充電してみましたが、バッテリーをはめ込むエリアのツメが若干固いこと(セットしたつもりがセットできていなかったことが1回ありました)以外は、問題なく充電できました。
バッテリーの充電状態が4段階表示になっていて、LEDのバックライトで見やすくなっているので良いですね。届いた時1本は2/3ほどバッテリーが残っており、もう1本はほぼ空の状態でしたが、約2時間と少しでバッテリーの充電が完了していました。

さすがに純正バッテリーは純正の充電器で充電したいと思いますが、互換バッテリーはこの充電器で充電しても良いかもしれません。

本番でレギュラー運用は難しいですが…。

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USB経由で充電できるのは確実に利便性がアップしますね。最近の機器はUSB給電・充電が増えてきていますし、統一しておくことで確実に荷物が減ります。
私個人的に気になっていたのは、家族旅行等で出かけてホテルの部屋に戻ると、私だけがあれもこれも充電、充電となって、結果翌日出かけるときにどれかが満充電になっていないことでした。これをクリアする為に持ち出す充電器の数も増えたりと本末転倒になりつつあったので、充電器は出来る限りType-C、USB充電できるもの、バッテリーを多めに、充電器を少な目にまとめることで確実に荷物が減りました。

予備バッテリーがあることでの撮影時の安心感は大きく変わります。
撮影している時の安心感はSDカードの保存容量にも大きく左右されるとは思いますが、いくら大容量のSDカードでたくさん撮れるようにしても、カメラ自体がバッテリー切れだと全く意味がないので(最悪の場合、SDカードは不要な画像を削除すればその場で容量を空けることはできる)、まずはここの補強は喫緊の課題でしたし、安価でこの課題をクリアしてくれたこの製品は購入してよかったです。

rentry

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