ARROWS NX F-02Gのオートで楽なカメラを、アプリでどこまでこだわれるか試してみました。
ARROWS NX F-02Gのカメラはらくらくスマートフォンを開発した富士通なだけあって、ほぼオートで撮影できるようになっています。ISO感度やシャッタースピードなどはARROWS NX F-02Gが撮影シーンを自動で感知して変更してくれるようになっています。
個人的にはこの感知の仕方は完全では無いと感じてはいますが、普段のSNS投稿や簡単なブログ投稿くらいは十分にカバーしてくれるカメラ性能です。
(何だかカメラ部分ばかり記事にしているような気がしますが気にしないで下さい)
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露出やホワイトバランスは変更できるモードもあれば良かったのですが、搭載されている標準カメラアプリはほとんどがオート設定で変更出来ないので、追加アプリでどこまでカメラ機能を追加できるか少しだけですがいくつか試してみました。
こんな感じで撮影しています。
今回試してみたアプリを集めたフォルダです。
まずは、デフォルトアプリのカメラで撮影してみました。
下がデフォルトカメラアプリで撮影した画像です。今回の撮影の場合、すべてモビルスーツの頭部もしくは胸部にフォーカスを設定しています。
次に試したのは、「HD Camera Ultra」というアプリです。
HD Camera Ultra – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.jessdev.hdcameras
このカメラアプリは広告がファインダー内に入ってしまいますが、基本となるカメラの設定項目は変更できました。ホワイトバランスから露出等、簡単なデジタルカメラと同じ設定項目がありますが、基本的に英語のみで少しわかりづらいところもあります。
下がこの「HD Camera Ultra」で撮影した画像です。
3番目は「Camera FV-5 Lite」というアプリです。このアプリは無料版で、フル機能が使えるバージョンもありますが有料です。
Camera FV-5 Lite – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.flavionet.android.camera.lite
このアプリの特徴的なところは、表示されている情報がどちらかというと他のアプリよりも多く、カメラ玄人向きともいえる情報がたくさん表示されていることです。
ブラケット撮影やタイマー撮影、連続撮影、画面タッチでの撮影など、シャッターだけでもかなり多機能です。
ただし、無料版では最大で640 × 480の解像度しか保存できません。全ての解像度を利用するには有料版を購入する必要があります。
結果、無料版では画面のスクリーンショットを保存したような、画質の荒い写真しか保存できませんでした。
次は製図系のソフトウェア・AutoCADで有名な、AUTODESK社のカメラアプリ「Autodesk Pixlr」です。
Autodesk Pixlr – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.pixlr.express
このアプリは画面がシンプルで使いやすいアプリですが、上記2つのアプリに比べると少し設定できる機能が少ないです。
その代わり、各種フィルターが充実しており、スマートフォンらしい写真加工が可能です。どちらかというと、Instagramに近い立ち位置にいるアプリです。
次は、Google謹製のカメラアプリ「Googleカメラ」です。Androidのバージョンが4.4以上という制限はありますが、OS開発メーカーがリリースするカメラアプリとあって、さすがの安定した動作とインターフェースが特徴ですね。
Googleカメラ – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.GoogleCamera&hl=ja
他のカメラアプリには無い、撮影後のぼかし機能が使える撮影モードや、複数回の撮影で360度の写真画像が作成できる「Photo Sphere」等、独自モードが楽しいです。
その代わり、撮影時のカスタマイズは露出設定のみです。
意外に多機能だったのが、「LINE camera」です。メッセージアプリのオマケ機能用のアプリだと思って少し舐めていました(笑)。
LINE camera – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.naver.linecamera.android
基本がスマホ持ちの縦撮影だからか、横撮影時ボタンのいくつかは縦向きのままですが、水準器を搭載していたり、かなり多機能です。
下がLINE cameraで撮影した画像です。
他にも、「Camera ICS」や、
「究極のカメラ – HDカメラ」を試したりしてみたのですが、操作が独特だったり、不安定で稀に端末内に画像が保存できなかったりと、個人的にはあまり馴染んでくれそうにありませんでした。
ARROWS NX F-02Gの場合、レンズのスペックや基本となるカメラ性能部分はやはりかなり良いので、どのアプリを使ってみてもそれなりの画質で撮影できます。
下は、同じ被写体を同じアングルで、Nikon D5300で撮影してみた場合です。
後は使い勝手の問題が大きな要素となってくると思いますが、この辺りはインターフェースが大手メーカー製だと安定して使いやすそうだと感じました。
また、個人的にはEXIF情報がちゃんと付与されなかったりする部分も気になるところです。
デフォルトのカメラアプリはこれはこれで揺るがない定位置に収まりそうですが、スマートフォンで撮影する時によく使いそうなのは露出の値くらいだと思いますので、「Googleカメラ」か「LINE camera」を場合に応じて使い分けていけそうです。
あと、今回試したアプリはGoogle Playを見ていて個人的に気になったものをとりあえず試してみたという感じなので、もしかするとARROWS NX F-02Gにジャストフィットするカメラアプリが他にあるのかもしれません。