Xperiaを選ぶ理由の重要なファクターであるカメラ機能を試してみました。
スマートフォンを選ぶ際の選択肢としてもはや外すことが出来なくなっているカメラ機能ですが、Xperiaブランドではカメラ機能がそのブランドイメージを作る重要な要素の1つになっています。
スマートフォンのカメラは性能も確かに重視される部分ではありますが、画面上のインターフェースによってその使い勝手が大きく左右されてしまうので、どれだけわかりやすく作られているかで使う頻度も大きく変わります。
カメラは良く写るけど、使い勝手が悪いから結局デジタルカメラで撮る人も多いと思います。
Xperia Z5のカメラアプリは、大きな画面を十分に生かして、シンプルなボタン配置で使いやすいです。基本的にはZ4とデザインは同じですが、大きく変わったのはこのオートモードでも表示されるスライダーです。
通常、オートモードはカメラアプリ側が自動で設定を変更して撮影しますが、Z5のオートモードでは露出や色温度をリアルタイムに変更することができます。カメラユーザーにとっては嬉しい機能ですね。
各撮影モードも画面に大きく表示されるので、わかりやすく選択しやすいです。
Z5からは、選択できるシーンに「料理」が追加されていました。ただ、オートモードでもしっかりと料理モードを認識して変更してくれるので、あまり使わないかもしれません(笑)。
あまりスマートフォンだけで撮影を試したことは無いのですが、タイミング良くユニバーサルスタジオジャパンに出かける時があったので、Xperia Z5で色々と撮影してみました。
(昨年のものなので、今は開催されていない、展示されていないものも含まれます)
逆光にも強いですね。他のカメラで撮ると黒つぶれしていたのですが、Xperia Z5ではしっかり写っています。
フォーカスを合わせるのが非常に速いので、咄嗟に構えてもしっかりすれ違うキャラクターにピントが合ってくれました。
しかもこの時は、歩きながらXperia Z5をいじっていた時に急にすれ違ったので、構える瞬間にシャッターボタンを長押ししてカメラを起動して撮影したものです。
画角が広いので、近づいても大きな被写体が中に収まってくれます。スマートフォンで撮影する場合、極端に被写体が近い場合が多いと思うので、この広角24mmは嬉しいですね。
同じ角度で、Xperia Z4で撮影してみると下のような画角になります。後ろに写っている建物を見るとわかりますが、画角がZ5より狭くなっています。
主人公ハリーポッターが飼っているフクロウが運よくこの時は出てきてくれていたので、人混みの後ろから撮ってみました。
ピンチインで5倍ズームしてみました。確か、5倍ズームまでは新開発された画像処理エンジンのおかげで解像感を保った画像が撮れるとのことでした。
さすがに荒さは目立ってきますが、デジタルズームで手持ち撮影、しかもスマートフォンでここまで撮れたら及第点だと思います。
ハリーポッターエリアにある、ホグワーツ城です。この日は運よく晴れてくれたのですが、青空の色に「引っ張られる」ことなく、コントラストも若干強めですが綺麗に撮れていました。
3倍ズームしてみました。
今回はズームしても解像感がそのまま残っているように感じますね。得意な画像処理がもしかしたらあるのかもしれません。
ただ、レンズ部分が背面に収まっていることも起因しているのかもしれませんが、陽射しの角度によってはハレーションが入ってきて映り込んでしまう時がありました。
撮っていた感触としては、内蔵レンズ部分と背面のガラスパネルとの間で光が反射しているような感じでした。もしかすると個体差もあるのかもしれません。
ただ、やはりスマートフォンのカメラとしては、十分すぎる性能を有しているので、気軽に撮ったものが思いがけず良い写真になることは間違いないですね。
手ブレ補正が良く効いてくれるので手持ち撮影のままイルミネーションを撮影しても、一昔前のデジカメよりも綺麗に撮れています。このサイズでここまでの機能が詰め込まれていることが驚愕の一言ですね。
何も考えずに構えられるシャッターボタンの位置と、高画質なカメラ機能で、普段から写真を撮って共有することが多いスマートフォンユーザーは確実にアップする写真のクオリティが一段階上がります。このカメラ機能だけでもXperia Z5を欲しくなるユーザーはいると思います。