数年前のモデルでもまだまだアクティビティに最適なカメラ、WG-3 GPS。
旅行の為に準備している中で、いつも懇意にしていただいている方からカメラを一台お借りしました。
いつも家族で旅行に出かけた際には、私はもっぱら撮影担当だったりするのですが持ち歩くカメラがNikon D5300だったりしていたのでプールや水系のアクティビティがメインの場合は写真がほとんど残っていませんでした。唯一スマートフォンのXperia Z5が防水対応なので、フリップ式のカバーも付けていたりしていますしそこまで水際まで酷使して持ち歩いていなかったのもあります。
今回はちょっとカメラをお借りして防水機能付のカメラがどこまで家族旅行に貢献してくれるのかを試してみることができました。
お借りしたのはPENTAXのWG-3 GPSです。某C社の腕時計ばりの外観でかなりアウトドアを意識したカメラです。
WG-3GPS / WG-3 | RICOH IMAGING
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-3/
14mの深さまでの防水性能と、2mの高さから落下しても大丈夫なボディを備えていて、有効画素数は1600万画素です。最近のスマートフォンのカメラは2000万画素を超えるものがほとんどなので少し見劣りする画質なのかもしれません。
周囲にプリントされた「CRASH PROOF(衝撃対策)」という文字といかにも衝撃に強そうな外観が安心感につながっているように思えますね。
ボタン配置は通常のデジタルカメラと似ていますが、ボタン表面は滑りにくいように凹凸が強めの形状になっていたり、しっかりと押さないと反応しないようにストロークは深めになっています。
液晶画面は3.0インチワイドで、ARコート済みです。水中での視認性はさほど良くありませんでした。今回の水中での撮影はほぼ勘です(笑)。
バッテリー部分も防水性能を確保するために2重のロックになっています。中にはmicroHDMI端子や充電/通信用のUSB端子もここにまとめられています。
バッテリーの容量は880mAhでした。お借りしたカメラはすでに何度も実戦投入されていたのでバッテリーは多少消耗している感じでしたが、一回のアクティビティの撮影には十分持ちこたえてくれました。
USB接続での充電に対応しているのがありがたいですね。
出発前に、テストで撮影してみました。
光学4倍のズームも備えているので、かなり被写体に寄って撮影もできますね。
また、マクロだと0.1m(10cm)の距離でも撮影できるのは、非常に便利でした。撮影モードもAUTO以外に多数設定されています。今回はあまり検証する気もなかったので(笑)、AUTOモード一本で子供たちと遊びながら撮影しました。
実際に使ってみて、やはり発売から5年程が経過しているカメラだけあって、AFのスピードは一昔前のスマートフォンのそれを見ているようで少しストレスに感じます。被写体にもよるものの約1秒ほどで合焦します。今回、それを見越して魚を撮影するのは非常に困難でした(笑)。レンズ横のモノクロ液晶で時計機能もあったりするのですが、GPSが付いている割には自動補正ではなかったらしく、帰ってきてから手動でEXIF情報をいじる羽目になってしまいました(笑)。後継機だと改善されているのかは不明です。
下はプールサイドでふと撮影してみたのですが、解像度はほどほどですが空の青も木々の緑もつぶれたり白飛びすることなく、よく撮れていると思います。
ですが、それを差し引いてもプールや海で気兼ねなくカメラを持ったまま子供たちと遊べるのは非常にメリットを感じました。PENTAXからRICHOになっても後継機が発売されていることにも納得できますね。
GoProや他のアクションカメラも一定のニーズがあるんだろうなと感じました。プールサイドに気兼ねなく置けるのも良いですね。突然スコールが降ったりもしたのですが、問題なしでした。
通常のカメラだとここまでのアングルでしか撮影できないことでも、こんな感じのアングルも平気で撮影できます。
旅行先の海の中でも撮影してみました。手にカメラを持ったまま海の中に体を潜らせるのは不安でもありましたが、いざやってみると楽しいものですね。AFのスピードが一眼レフほどではないのでかなりタイムラグがありますが、撮ってみると今までに見たことが無い景色を残せるので楽しかったです。水族館のガラス越しに撮影しているのではなく、海の中で撮影しています。場所はグアムのイナラハン天然プールです。ちなみにLightroomを通していますが、JPEG画像で補正作業せずにそのまま出力させています。
デジタル一眼レフユーザーの視点から見ると、どうしてもマニュアル撮影のように細かな設定変更が出来なかったり、RAW画像での保存が出来なかったり、センサーサイズが1/2.3型と小さいことでの画像の荒さを気にしたりしがちなんですが、動きが激しくて水や温度変化もあるアクティビティ向けでは必要十分な画質だと思いました。かなり重度のインドア派なのに後継機が欲しくなってしまいました(笑)。
Thanks シンジマン, hope the painting goes well.Will
シンジマン, thanks a lot for the article post.Much thanks again. Fantastic.