ツールを更新。
ずっと愛用していたBOSCHのレーザー距離計が壊れてしまったので、新しく購入してみました。工具系って1つくらい無くても経験則で実は何とかなるものですが。やはりあると便利なので。
買い直したのは3代目。
何度か製品が新しくなっていたのは気付いていたのですが、今回3世代目に新しくなって新しいギミックが追加されていたので、気になって購入しました。
レーザー距離計って、最初使い始めはそんなに使用頻度高くなさそうと思っていたのですが、いざ使い始めるとメジャーよりも手軽に測れるので、これに慣れてしまっていました。当然スケールも持っていますが、適材適所というか、工具は素人目に見ると重複しているようでも用途に応じて使い分けが大事だったりします。
今回はアタッチメント2種類とのセットです。専用のケースに入っていたのですが、個別の製品を詰めておくだけのようです(空いた部分は詰め物でした)。
Zamo本体です。海外製のブリスターパッケージに入っていますが、端をカットしないと取り出せないのが面倒ですね(笑)。
入っているのは、取扱説明書とテスト動作用の単四乾電池2本です。
私が以前使っていたのは、Zamoの初代で、スイッチはスライド方式でした。スライドするスイッチはロックできなかったので、バッグの中でONになってしまっていることも多く、またスライドしても電源がONにならない(接触不良?)時もあったりとあまり安定動作してくれませんでした。
それでも便利だったので公私共に活用していたのですが、ある時から電源が入らなくなってしまっていました。
また、初代のZamoでは、接地面である底面と背面のみがシリコン製になってしましたが、今回のZamo3では 両側面がシリコンになっていて、これが接地面である背面部分もカバーするようになっています。
ゆるく凹んだようになっていてグリップ感も良く、初代Zamoに比べると、持ちやすくなりました。
計測方法は従来から変わらず。
今回のZamo3では、スイッチはボタン式に変更されています。ボタンを押すことでデジタル画面がアニメーションしてOnと表示されます。
Onの表示が出た後に、レーザーが照射開始されて計測可能状態になります。
この状態で計測したい端をZamo底面に合わせて、レーザーを当てます。レーザー光はクラス2の製品なので、光は直視してはいけません。また、人に向けて照射するのもダメですね。詳しくはオムロンのここでわかりやすく資料が開示されています。
ここで表示される数値は、あくまでZamo本体底面を起点として計測した数値です。その為Zamo本体の長さも含まれます。レーザー照射口からの距離ではありませんので注意が必要です。
数値を見るだけならこれで良いですが、この段階でボタンを押すことで一時的に記憶させることができます。2つ分まで記憶することができます。記憶した数値は上段に移動します。
2つ記憶させた状態からボタンを素早く2回押すと、既に計測した2つを縦と横に割り当てて、面積を計算してくれます。
(念の為、下の数値は先の画像の数値を計算させたものではありません)
ボタンを数回押すと再度計測モードになります。ボタンを長押しすると電源がOFFになります。
アダプターで計測がさらに使いやすく。
今までのZamoシリーズには無かったギミックが アダプターの装着です。
レーザー照射部分の周囲のゴム部分を取り外すと接続端子が露出するので、カチッと音がするまではめ込みます。この方式はIXOシリーズでも採用されていますね。このゴムカバーを紛失してしまいそうなのは何とかしてほしいところですが(笑)。
最初、このアダプターの取り付け方法がどこにも書かれていなくて、緑の枠組みまで外そうとしていました(笑)。
ホイールアダプターは、昔の地図の測量のようにコロコロと転がした部分の距離を測ります。基準は赤いライン部分をスタートの目印として計測すると誤差が少ないようです。
ただし、ホイール部分はゴムですが、少し滑りやすい感じでもあったので、空き缶の表面のような摩擦抵抗の少ない面の計測は不向きのようです。
アダプターを取り外す時は左右のボタンを押しながら引き抜きます。
もう一つの アダプターは、テープアダプターです。
スケールのように引き出すとその長さを計測します。テープ自体はロックできないので、両手で測る必要があるのがちょっと難点ですが、曲面を測る時に便利です。
レーザーでの計測は今まで直線の計測しか出来ませんでしたが、 アダプターを使うことでスケールの代わりになったり、レーザーの照射が出来ない場合でもアダプターを活用すれば計測できるようになります。
試しに取扱説明書の長辺部分を両方のアダプターで簡単に計測してみましたが、誤差は0.1mm程度でした。計測する人によって生じる許容範囲内のような気がします。結構正確でした。
レーザー距離計は手軽さが売り。
レーザー距離計は特に無くても他のツールで代用できるのですが、通常のスケールだと実際に伸ばすスペースが必要になったり、障害物があって計測できない場合等があっても、レーザー距離計だと手軽に測れたりしますので、1つあるとかなり便利になります。少し前までは精度に問題があったようですが、私が購入したZamo初代くらいから精度も上がって、価格は逆に下がって、実用的に個人のDIYなどでも使えるようになってきた感じです。
私の場合、細かい計測は必要としていなくて、単純に長さを測りたいだけですし、このZamoシリーズで事足りている感じです。他のモデルだと3Dで測れたり2点までの距離を計測することで三平方の定理を使って離れた場所の長さを測ったりもできるようですが、DIYのレベルなのでそこまで私は必要としていませんのでこれで十分でした。
また、初代に代わって活躍してくれそうです。