ザッハトルテ恒例夏企画、サラソニ・夜の部に参加してきました。
久しぶりに友人のライブに行ってきました。もう大きくなりすぎて友人と呼んで差支えあるレベルにまで成長してしまった彼ら「ザッハトルテ」のライブです。NHK・おかあさんといっしょ番組内の「ドコノコノキノコ」は彼らの楽曲であまりにも有名です。
ザッハトルテ公式サイト -TOP NEWS-
http://www.zahatorte.com/
以前にサマソニにも出演したことのある彼らが、ホームグラウンドにしている場所「さらさ西陣」で夏に「サラソニ」と題してライブを昼と夜に分けて企画して開催していますので、今年は夜の部に参加してきました。
さらさ西陣は古い銭湯を改装したカフェで、もう10年以上、オーナーが変わっても通っています。結婚してからはさすがに片道40分のカフェに通う時間がなかなか作れず、こういう時しか来れないのが辛いですが。
天井には、銭湯だった頃の名残が。湯気を逃がす為の天窓が残っています。
今回のザッハトルテのライブはお祭り気分を演出する為に、普段はテーブル席で楽しむことができるライブもアーティストと同じ目線の高さで、ゴザの上に座って楽しむことができるようになっています。
とても特徴のあるタイルの壁には、先日上七軒歌舞練場で開催された「そうだ、京都、聴こう」をコヤママサシ氏が撮影された写真が飾られていました。
この写真、撮影の時に既に頭の中での完成系が固まっていて撮影に臨まれている感じがして、イメージと出来上がりが綺麗に重なっているような、グラフの交点で出来上がっているような気がして非常に恰好良かったです。こういう写真も撮れるようになってみたいです。
ザッハトルテのライブ自体に来るのも、息子が生まれてからは初めてですので約2年ぶりです。本当に久しぶりです。こんな私でも会場に着くと、声をかけてくれるメンバーがありがたいですね(笑)。
この日限定メニューの牛しぐれ丼と生ビールをいただきながらライブを楽しんできました。いつもは正装で現れる彼らも、今日は各々が夏を楽しむアーティストの恰好になっています。
まずはウエッコの音頭で全員で乾杯を(笑)。この微妙な空気感と距離感の共存、かなりレアな状態だと思います。ザッハトルテ・ウエッコならではです。
このバンド、NHKに出演したり、色々な番組でBGMとして使われていたりしますが、いつまで経ってもこの目の高さで楽しめるライブを続けてほしいと思いますね。
来年は結成15周年になります。私は12年程の付き合いになりますが、あの頃から時は経ってもバンドのスタイル、姿勢は変わっていないのが本当に良い結果に出ている気がします。
1stステージは3曲で、「ポーリーセット」などの懐かしい楽曲の後、ボタンアコーディオン・原田忠氏、ギター・シーサト氏のデュオ、カリハサトにチェンジ。エレガットの甘く透明感のあるギターに包まれてボタンアコーディオンの太くてテクニカルな音が上手く曲にまとまっている感じで良かったです。個人的には好きなジャンルでした。アルバム、欲しくなったので、次回購入したいと思います。
またアコーディオンの原田氏は、ザッハトルテのアコーディオン・都丸氏ともデュオ「カリトマト」で活動していたりします。
後半のザッハトルテ2ndステージは休憩を挟んでからです。ギター・ウエッコの恒例と書いてマンネリとも読むかもしれない(笑)手品コーナーも挟みつつ、先程のカリハサトも交えてのセッションへ。3人それぞれが出す音はどれも個性的ですが、合わさると場の空気が変わります。上の天窓一杯にまで「ザッハトルテ」になります。
カリハサトとの「あの空に虹を・・。」はずっと長年聞き続けている楽曲なのに鳥肌ものでした。セッションの破壊力はスゴイですね。
ザッハトルテのライブは、最終的に満面の笑みでライブを楽しんでいる自分がいることに気付けるから好きですね。本当は毎月通いたいくらいですが。