RX100IVで長時間露光も気軽に撮影。手軽に本格的な撮影手法も試せる。
RX100IVで長時間露光を試してみました。初代RX100でも手順的には変わらずできますが、やはり出来る限り地面すれすれから見上げるように撮影したいので、チルト液晶の便利さはここでも実感できます。
Manfrotto ミニ三脚 PIXIにセットして、こんな感じで置いてみました。
マニュアルモードでシャッタースピードは最大の30秒(これより次はバルブ撮影になってしまいます)、F2.8、ISOも80と低めで撮影しました。
さすがにこれでは何が写っているかわからないので、Lightroom CCで少しだけ「白レベル」を上げて補正してみました。
ちゃんと星が写ってくれていました。肉眼では無数の星が見えていたのですが、カメラに記録するにはやはり難しいですね。全てをマニュアルモードに切り替えてしまったので、ピントが星に合っていませんでした。
少しだけ面白くなってきたので、何度か撮影を試みてみました。
Lightroom CCで補正後。
ちょっと位置を変えて撮影してみました。
ここで気が付いたのですが、画面中央に何か円形の映り込みが入っていることに気が付きました。元画像には何も見えないのですが、Lightroom CCで白レベルや露光量の数値を上げて補正すると、浮き上がってくる感じです。
周囲の家からの光や街灯の光を取り込んでしまっていたのか、それともRX100IVのレンズに何か映り込んでしまう撮影方法を偶然行ってしまったのかは不明ですが、目立たないように補正し直したのが下です。
もう少し時間の余裕があれば、バルブ撮影でもっと明るく撮れたのかもしれませんが、さすがに帰宅途中で家では子供たちが待っていてくれていたので、撮影は4枚だけで、ぶっつけ本番でした。
うまく設定できれば補正無しで満天の星空を撮影することも可能だと思います。
補正後の円形の映り込みについては、最初に撮影していたピントが合っていない写真には拡大しても(円形の映り込みは)無いので、周囲の光の可能性が高いですね。
一眼レフ並みの写りは欲しいけど、一眼レフは普段持ち歩けない、ミラーレスもカバンに入らないけど、高画質が欲しいという、ある意味矛盾を解決してくれるカメラへの回答がRX100IVのような気がします。