Nikon D5300でのオートブラケット撮影の備忘録。
ブログで久しぶりにコメントをいただいて、返答をさせていただく時点で自分の中でも『うろ覚え』だったことに気付き、自分への備忘録の意味も含めて記事にしておきます(笑)。
最近のほとんどのデジタルカメラに搭載されているオートブラケット撮影についてのNikon D5300での手順です。
Nikon D5300の場合、画面上に「BKT」という設定項目が表示されています。これがオートブラケット撮影の設定になっています。項目名は「オートブラケティング」になっていますね。
iボタンを押して設定に入ると、予め設定された撮影の設定を基準として、プラスマイナスの「振り幅」を決めます。
「AE1.0」に設定してみました。撮影されるのは撮影設定そのままの写真の他に、「マイナス1.0」「プラス1.0」の露出補正が続けて撮影されることになります。
実際に撮影してみました。使っているのはSIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMの広角ズームレンズです。出来る限り空を広く撮りたかったので、マンフロットの三脚を使ってベランダの床から固定しています。
ファインダーが覗きにくいことと、オートブラケット撮影の場合Nikon D5300だとシャッターを続けて押さないといけないので押した指の力でブレることがあります。これを防ぐために今回は、赤外線のリモコンを使いました。
これだとブレずに同じ写真が何枚も撮れます。
まずは一枚目です。これは設定されたそのままで撮影しています。
次に連続して二枚目を撮影しました。こちらは露出がマイナス1.0で撮影されていますので、さらに暗い結果に。
最後は三枚目です。一枚目の撮影から露出をプラス1.0で撮影されました。こちらが良い結果に見えます。今回はこれを採用(笑)。
オートブラケット撮影で便利なのは、ここまでの露出設定変更しながらの一連の作業をシャッターボタンを押すだけで3枚連続で撮影してくれることです。
一回ずつシャッターを押すこともできれば、押し続けることで連続して撮影してくれます。
ここで気を付けなければいけないのが、この「3枚一組で撮影する」というサイクルは機能をOFFにしない限り有効ということです。オートブラケット撮影を設定したままうっかり普通の撮影を続けていると、意図していない場所で勝手に露出がマイナスで撮影されたり、プラスで撮影されたりしてしまいます。
同じく、今度は手持ちで撮影してみました。
連続して二枚目の撮影。オートブラケティング機能をONにしているので、シャッターを切っているだけです。二枚目はマイナス補正です。
最後に三枚目。こちらはプラス補正がかかっています。
一度のシャッターで3枚を撮影するのではなく、あくまで「3回撮影する」ということなので、動く被写体には向いていません。また、画像の撮影情報を見てもらうとわかりますが、実際に露出補正を行っているのではなくてシャッタースピードを露出の上下に相当する分だけ変更して撮影しているようです。
動く被写体の場合は、RAW撮影してソフトウェア上でプラス・マイナス補正した画像を作成する方が無難かもしれません。
3枚の画像をAdobe Lightroom CCの新機能である、「写真を結合」から「HDR…」を使ってみます。
HDR画像が簡単に作成できました。ちなみにPhotomatix Proを使ってみると、HDR画像でも色々な効果を付けて作成することが可能です。
通常のオートブラケット撮影は、比較となる対象が露出になっていますが、この対象の設定を変更することが可能です。Nikon D5300の場合は、MENUボタンからカスタムメニュー・e-2の中にある「オートブラケティングのセット」で変更ができます。
露出の他に、ホワイトバランスやNikonカメラ特融のADL(アクティブDライティング)でのブラケット撮影が出来るようです。私はやはり露出のままにしています。
状況によって使い分けることが出来れば、良い写真が撮れそうです。
本当にありがとうございます!!
すっごい助かりました!