HDDのクローンを裸族で作ってみました。
引っ越してもう2年以上が経つのですが、引っ越す際に物を捨てるという事をしなかった事から、まだ断捨離を続けていたりします(笑)。1~2ヶ月に一度、本当に使う予定があるのかないのかを判別しながら断捨離していく中で、大きなものを自身の書斎の前線から撤退させる事にしました。それはパソコンです。
今まで勉強も含めて自宅で古いワークステーションをサーバにして使っていたのですが、最近は自宅でサーバを構築するよりも便利な環境がクラウド系のサービスで整ってきているので、あまり意味を為さないだろうという観点からついに捨てる事にしました。
ただ、捨てるのはさすがに勿体ない(HDDをかなり増設してファイルサーバとしても使っていた)ので、HDD(2TB)だけは取り出して今のメインクライアントPCであるDELL XPS8300(1TB)へ移設する事にしました。ただ増設するだけなら何も考えずにSATAケーブルで接続させるのですが、さすがにOSがインストールされているHDDを入れ替えたかったので、その場合ファイルのコピーだけでは動作しないことから『センチュリー 裸族のお立ち台DJ』を購入して使ってみました。
SATA専用のHDD2台接続ユニットです。
裸族のお立ち台DJ クローンプラスSATA6G(CROS2EU3CP6G)|センチュリー(CENTURY)
http://www.century.co.jp/products/pc/hdd-copy/cros2eu3cp6g.html
SATA接続方式のHDDを同時に2台挿入してUSBで使用する事が出来ます。このモデルはさらにクローン機能が付いているという事でこのモデルにしました。HDDは上から差し込むだけで接続できます。外す時はPCの接続を解除してからスロット横のボタンを押しこむとHDDが浮くので取り外し可能になります。
背面には各接続端子とACアダプタ用電源端子があります。拡張できるようなスロットの切り込みがありますが、使用できません。
付属品は説明書の他に、電源ケーブル、USBケーブル、eSATAケーブルのみです。
こんな感じでHDDを上から挿入します。奥側がクローン『元』のHDD、手前にコピー『先』のHDDを挿しこみます。これを間違うとデータが全て消えてしまうので注意して挿しこみます。
2台のHDDの重量と、本体重量のおかげで安定します。
PCに接続せずにスタンドアローンでクローン処理を行う場合は、POWERボタンで電源を入れた後、PC COPYボタンを長押しします。この時、ボタンを押す為にHDDの裏側等に指が触れないように注意が必要です。
長押しするとLEDが青から赤に変わるので、
その後STARTボタンを押すと、クローン処理が開始されます。今回は1TBから2TBへのクローン処理を実行しました。1TBのHDD内には、約250GB程のOS込のデータを書き込んでいましたが、全体で5時間程でクローン処理は完了していました。転送速度は普通という印象です。ファイル単位ではなく、セクタ単位でのコピーなので時間はかかると思います。
クローニングが完了したHDDを元のXPS8300に接続して起動させると、元通りWindows 7が正常に起動してくれました。このシステムパーティションが含まれたHDDをコピーする場合は、単純なコピーではなく、セクタ単位でのコピーに対応している機器の方が安心ですね。
起動した後に確認すると、差分の約1TBはパーティションが作られていない開放状態になっていました。この領域を別ドライブとしてパーティションを作成・フォーマットすれば、作業は完了です。Windows 7だと、パーティションの拡張や縮小ができますが、私の場合は拡張せずに別ドライブにしておきました。