HD解像度でも十分な視認性の液晶画面を搭載した、ASUS ZenFone Go。
ASUS ZenFone Goを起動、初期設定してみました。iPhoneの初期設定は専門的な文言が多くて、「これ?何の機能を設定するのか?」ということになってしまったことがあるのですが、ZenFone Goは拍子抜けするくらい簡単に設定が終わります(笑)。
ZenFone Go (ZB551KL) | スマートフォン | ASUS 日本
https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-Go-ZB551KL/
実際に持ってみると、思ったよりも綺麗な液晶画面です。1280×720のHD画質で5.5インチなのですが、それを感じさせない輝度とコントラストです。
スクリーンショットは、他スマートフォンよりも簡単に保存できますし、JPEG方式かPNG方式かを選択することもできます。下はタスクボタンを長押しすることで保存できるスクリーンショットです。
ZenFone GoもデュアルSIMに対応しているので、初期起動時はどちらのSIMを優先させるのかを選択できます。これは後から設定画面でも変更可能です。対応している通信規格は2G / 3G / 4Gでスロット1・2の両方が対応していますが、2枚のSIMで同時通信はできません。この辺りの仕様はZenFone Selfieと同じです。
初期設定を終えて、起動直後にすぐアップデートを促されました。起動して適用されたのは2016/4/26時点で、「LMY47V.JP_Phone-13.2.5.7-20160401」というシステムバージョンでした。恐らく2016/4/1時点でリリースされたものだと思います。
先程も書いたとおり、液晶画面の解像度はHD画質です。国産スマートフォンのほとんどはフルHD画質か、さらには4K画質という高画質で市場のシェアを競っていたりするのですが、通常使う分にはそこまで必要ではないですし、HD画質(1280×720)でも十分なことがほとんどです。
SIMフリースマートフォンの中でもかなり安価な部類に入るZenFone Goはコストと使い勝手重視で液晶画面を含めた様々な機能面で絞ってきています。
ですが、やはり綺麗な画面です。そこで前機種でもあるZenFone Selfieと比べてみました。ZenFone Selfieは妥協することなく、フルHD画質(1920×1080)を搭載した自撮りカメラ重視のスマートフォンです。
先日手に入れていたDIME付録のスマートフォン用のレンズアタッチメントを使って、マクロ撮影して比べてみました。
まずは、ZenFone Selfieです。
下はZenFone Goです。
やはり、解像度が違う分ここまでアップにすると違いが分かります。ちなみに下はXperia Z5を同じレンズアタッチメントでZenFone Goで撮影してみました。
さすがに国産スマートフォン、それもフル解像度、画面の綺麗さをセールスポイントにしているXperia Z5は綺麗ですね。ですが、ZenFoneシリーズも大健闘していると思います。
使ってみるとわかるのですが、オクタコアを搭載しているXperia Z5とほぼ変わらない操作感を実現しているように感じます。RAMメモリも2GBですが、通常の操作では不便を感じませんでした。
ZenFone Goに搭載されているCPUはQualcomm Snapdragon 400の1.4GHzです。2.0GHz オクタコアのXperia Z5と比べるとやはりスペックの数値的には見劣りしてしまいますね。
内蔵のストレージは16GBですので、少し不便を感じるかもしれません。microSDカードスロットは64GBまで対応していますので、増設して使った方が安心できます(笑)。
下は、初期状態から普段使うアプリ数個をインストールしてみた状態です。ゲーム系アプリはインストールしていません。この時点で10GBを使ってしまっていることがわかると思います。
色々と不都合の多い印象があるSIMフリースマートフォンですが、ASUSのZenFone Goなら初めてのスマートフォンとしても十分“使える”スマートフォンだと思います。