GV-USB2/Aで実際にDVテープをキャプチャしてみました。
Facebook特派員に選出していただいて、先日いただいたアイ・オー・データの「GV-USB2/A」を実際にAndroidタブレットで使用してみました。
GV-USB2/A | ビデオ・オーディオキャプチャー | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/product/av/capture/gv-usb2a/index.htm
使用したタブレットは、Xpeira Z2 Tabletです。Androidは5.0にアップデートしてあります。さすがにこの世代の端末になるとAndroid 6.0へのアップデート提供はもう無いでしょう。
アップデートしてから動作は軽快になって、さらに使いやすいタブレットになりました。
まずはタブレットにインストールしておいた、「アナレコ」を起動します。初期起動時に、機器の登録をQRコードで行います。次回以降の起動は何も接続していない状態だと、「機器を接続してください」というメッセージが表示されるようになります。
接続したのは、もはやビデオカメラという単語すら懐かしく思えるPanasonic NV-GS400Kです。DVテープでの録画で3CCD方式でしたので今でもコントラスト強めの綺麗な画像で記録できます。
当時はこのカメラにマイク接続してコンバージョンレンズを装着して、知り合いのライブ撮影とかしていたのが懐かしいです(笑)。
ただ、解像度がもはや今のテレビでは使い物にならないのですが…(笑)。少し探してもS映像のケーブルの予備が無かったので、今回はアナログ接続です。アナログ接続は「コンポジット接続」としてメニューボタンで設定しておきます。
通常モードだと、再生機器をスタートさせてタブレット側でも録画を手動でスタートさせる必要があります。設定画面でONにできる「シンクロ録画機能」を使えば、再生機器からの映像入力信号をトリガーにして録画が自動的に開始されます。
ただ、ビデオカメラの場合、テープの途中までしか使っていないことも多く、放置していた場合は何も記録されていないテープの部分も再生が続くので不要な部分を後からカットする必要があります。
この辺りがアナログ信号ならではですね。
録画のデータ品質は、プロファイルで選択する方式になっていて、細かく自分で数値を変更することはできません。
フォーマット等は変更されませんが、ビットレート等に割り当てられるサイズが変化するようです。
録画データのフォーマットはプロファイル3種類からしか選択できませんが、画質はスライダーである程度調整が可能です。当時の音声が小さければゲインを上げて記録も出来ます。
実際にテストで録画してみました。まずはプロファイルを「高画質」に設定しました。アプリ「アナレコ」は録画機能のみに特化しているので、ライブラリから再生する際には再生専用のアプリを別途指定して再生します。デフォルトのビデオアプリを使っても良かったのですが、私は使い慣れたMX Playerを使いました。
ほぼ同じ位置でスクリーンショットを保存しています。
次に「標準画質」で録画してみました。
最後に「低画質」です。
元の撮影品質がDV画質なのと、アナログ接続なので、あまり違いがわかりませんね(笑)。ですが、確かに「低画質」だと、ブロックノイズが目立ちます。
ほぼ同じ部分を切り出して比べてみました。
ですが、気軽に撮影したままになっていた資産を手元でデジタル化できるのは便利です。こういった昔のテープで撮っていたものは、再生してテレビで楽しむのもある程度の準備が必要になって、そのうち億劫になってその内「撮るだけ」で「見ない」テープの山を掘り起こして簡単にデータに出来ます。
最近はワイヤレス機器が多くなっている中で、こんなケーブルで機器と機器を繋いで行う作業も妙に懐かしかったりします(笑)。
接続にはmicroUSB端子を介して行うのですが、ほとんどのタブレットの場合、microUSB端子は充電端子としても使用しています。今回のようにGV-USB2/Aを接続すると、給電しながらキャプチャすることはできないので、バッテリー容量と、取り込みたいテープの時間をちゃんと考えておかないと途中でバッテリー切れになる可能性がありますね。
その点、Xperia Z2 Tabletはマグネットでの別経由で充電が可能ですので、心配ありませんでした。
次はケーブルを調達して、S映像での取り込みも試してみたいと思います。