AOS Sync +で日頃からのバックアップと機種変更を簡単にする。
スマートフォンでの撮影は、気軽に行える反面、バックアップなどをついつい忘れがちだったり機種変更を行った際に移行漏れしてしまい以前の画像が見れなくなってしまったりすることが多々あります。私は基本的に定期的なバックアップを行っているのですが、私の周りはそうはいかないようでつい先日も親族から相談があったばかりです。
今回、「AOS Sync +~ スマホ写真動画移行アプリ」を試させていただく機会をいただいたので、せっかくなのでどこまで素人目線でも使いこなせるのかを試してみました。
スマホ写真動画移行アプリ AOS Sync+
http://aosbox.com/syncdl/
AOS Sync +はパッケージ製品ではなく、ダウンロードソフトなのでまずは公式ページからソフトウェアのダウンロードを行うタイプです。ソフトウェア自身のインストールまでは無料ですが、期限を過ぎて使用したい場合はライセンスを購入するというパターンですね。
まずはWindows版とAndroid版をインストールしてみました。Windows版はウィザードに従っていくだけでインストールは完了、Android版はGoogle Playからのインストールで完了しました。
まずはAndroidスマートフォン同士での同期を試してみることにしました。まず試してみたのは、下の2機種です。Xperia Z2 Tablet と、ARROWS NX F-02Gです。どちらもdocomo端末です。
お互いの端末にアプリをインストールした後、初回起動時にユーザー情報を入力しておきます。また、お互いの端末へのリモート接続用のログイン情報を設定しておくことでセキュリティを担保している感じです。
お互いの接続が完了すると、操作側には同期する項目が表示されます。
受け側の端末には、リモートで同期操作されているという内容のダイアログが表示されています。こちらの端末でも接続を解除できてしまうので、同期処理が終わるまではあまり触らない方が良さそうです。
「開始」をタップすることで、同期が開始されます。同期中はどのファイルが現在転送中なのか、わかりやくなっています。
少し気になったのは、本体ストレージ以外に保存されたデータは操作側の端末からは選択できますが、同期される受信側(つまりリモート操作される側)の端末の外部ストレージ部分は選択できません。
結論として、「microSDカード内に保存されたデータは、違う端末のmicroSDカードと同期できない」ということです。この辺りがどうしても気になる部分として残りました。
操作する側の端末の外部ストレージは同期元として設定できるのですが…。
私が活用できるもう1つのポイントとしては、自宅のPCをバックアップ用の母艦PCとして使える点です。PC内で各端末ごとにバックアップ用のフォルダを作成しておいて、自宅に帰るたびにそのフォルダと同期を定期的に行っておくことで大切な画像や動画データのバックアップ代わりにもなります。
また、iOSの場合同期できるのは写真と動画のみのようで、これをする位ならiTunesでも良いのでは?という感じでした。Androidであればその便利さを感じることができましたが。
iPhoneにはありませんが、多くのAndroid端末で利用できるmicroSDカードは各社非公開で書き込み限度回数というものが存在します。これを超えてしまうと徐々にmicroSDカードのデータが読めなくなっていってしまう事があります。この回数は不明ですが、Androidスマートフォンの場合は起動中常に何かのデータを読み書きしているので、通常のデジカメ等のSDカードよりも早くこのタイミングが訪れることになります。
このタイミングはいつ来るかはわからないので、スマートフォンで撮影した大切な写真は常にバックアップを心がけておきたいですし、こういったソフトを活用してデータの損失を出来る限り回避しておきたいですね。