全てをオートで何も気にすることなく高画質で記録する。ARROWS NX F-02Gのフルオートカメラを試してみました。
ARROWS NX F-02Gのカメラはほとんどの設定がフルオートになっています。カメラアプリとしてはシンプルで、何も考えなくてもカメラアプリを起動~撮影するだけで高画質な画像が残せるのは良いですね。
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カメラアプリを起動した画面です。全画面でレンズの映像が写っていて、ボタンアイコンも最小限の2つだけなので非常に見やすいですし、スマートフォンが初めての方でも迷わずにシャッターが切れると思います。
今回の被写体は先日作成したHGUC 1/144 MS-06R-2 ジョニー・ライデン専用ザクです。
通常はしばらく構えているとオートでフォーカスを合わせてくれますが、画面内の合わしたい箇所にタッチします。
フォーカスアイコンが白く点滅して1秒ほどかかります。
ピントが合いました。この間、約1秒ほどです。初期のスマートフォンから持っている私の中ではかなり速くなったと感じますね。
思った場所にすぐピントを合わせられるので、シャッターを切ること自体にストレスを感じる事も少なくなりそうです。こういった動作に少しでもストレスを感じてしまうと、スマートフォンのアプリはどんどん使わなくなっていきます。
結果、写真を撮る事自体が少なくなってしまいますが、ARROWS NX F-02Gならそんな事は無さそうです。
MENUをタップすると、各種設定メニューが表示されます。
大きなアイコンが6つ、5つの撮影モード切替のみのシンプルなインターフェースです。通常撮影でカメラ的な設定項目はほとんどありません。フラッシュのON/OFFくらいでしょうか。
通常のカメラにあるような、ホワイトバランスやシーン設定、ISO感度等の設定変更は出来ません。
その他をタップしてみても、カメラのハード的な設定のみです。
選択できる画面サイズは下の5種類です。出来るだけ綺麗に残したいなら上段の2つがメインになってくると思います。
HDR撮影もできますが、HDR撮影時はフラッシュが強制的にOFFになります。
16:9のワイド画像の撮影だと画面フルで表示されますが、最高画質の20M(4:3)だと液晶の都合上、上下が少しカットされた状態になります。
まずはオートで撮影してみました。この時、照明は左サイドからのみ照らしているので、かなり暗いのですが、ISO感度を上手くオートでアップさせてちゃんと細かいところまで明るく撮れています。
HDRをONにして撮影してみました。
暗い場所は暗く、明るい場所は白飛びしないように撮影できています。しかし、こういった止まった被写体を撮影する際にも手ブレ?のような状態が何度か発生しました(上の画像でも頭部ブレードアンテナ部分をよく見るとブレていますね)。
HDR画像は露出を変えた画像を複数枚撮影してそれをデジタル合成する事で実現する画像です。シャッター音は1回ですがバックグラウンドでは2枚の画像が保存されているようです。結果、F-02Gが固定されていないと上手く合成できずに手ブレしたような画像になってしまうようですね。
後、気になったのはこれです。
HDR撮影の場合、通常撮影には無い待ち時間が発生します。合成処理をするので致し方無いとは感じますが、時間的には数秒待たされることになるので何か「HDR画像作成中」でも良いので表示して欲しいところです。
撮影した画像はカメラアプリ画面を左右へスライドさせるとすぐに確認できます。サムネイルをタップしなくても良いのは便利ですね。
ギャラリーアプリの右上に削除のゴミ箱アイコンが独立して表示されているのも便利です。撮影後、すぐに確認して失敗したのに気付き削除する時もスピーディに撮影に戻れます。
フラッシュは撮影のみ点灯か、常時点灯かを選択できます。
カメラアプリを使ってみたのですが、今こうやって使って試して…というのを繰り返しているところなので「何か物足りないな」という印象になっています。その原因はやはり「設定項目の少なさ」が起因していると思います。しかしこの印象は私自身がデジタル一眼レフユーザーであることが大きいと思いますし、通常使っている分にはスマートフォンで撮影する時にそこまでの機能を要求はしないし、多分普段使う分には何も不都合は感じないと思います。
こんな写真も気になるトナカイの顔をタップするだけで撮影できます。
何も考えずにさっと取り出して、カメラアプリの起動も速いですし(1秒かからないくらい)画質的にも2000万画素、オートの時の考えてくれる頭も良さそうですし、今まではDSC-RX100をプライベートでのちょっとした外出時にも持ち出したりしていましたが、ARROWS NX F-02Gがあることでスマートフォンのカメラが身近に感じるようにはなりました。