ASUS RP-AC52を実際に設置してみた結果。改善されたのは速度では無く安定。
ASUS RP-AC52を実際に設置してみました。元となる無線LANのアクセスポイント、YAMAHA WLX302は2階の書斎に設置されていて、その真下にリビングがあります。
その1階のリビングに設定が終わったRP-AC52を設置してみました。
ネットワーク | RP-AC52 | ASUS 日本
https://www.asus.com/jp/Networking/RPAC52/
下は設置前のリビングの状態です。2.4GHz帯は周辺の家で使用しているSSIDが乱立していますね。すごい状態です。一昔前まではここまで無線LANは普及していなかったように記憶しているのですが、それはもう古いのでしょうね。
一番電波が強く表示されている黄緑色と重なっている赤色が私の家の2.4GHz帯のアクセスポイントです。
ここからはプライバシー上、かなりモザイク処理が多くなっていますが、心の目で見てください(笑)。
ここで何故SSIDが2つ?と思われる方もおられるかもしれませんが、YAMAHA RTX1200とYAMAHA WLX302の組み合わせを使って連携させて、宅内ネットワークとゲスト用ネットワークのセグメントを分けているからです。
YAMAHAで統一していると、1本のLANケーブルで複数のセグメントとフィルタを併用できるので便利ですね。
下は設置前のリビングでの5GHz帯です。何と5GHz帯を使用しているのは私の家だけでした。
リビングの奥には8畳の和室があって、その間にはキッチンがあります。当然キッチンなので電子レンジがありますし、和室まで無線LANの電波が届きにくくなっていました。
数年前のAndroid端末でYoutubeを再生させていても、再生がダウンロードよりも速いので追い付いてしまい、途中で再生が止まってしまうような状態でした。
5GHz帯でもかなり減衰している感じです。
2.4GHz帯に至っては、針すら動きませんでした。恐らく古い端末でYoutubeの再生が止まってしまうのはこれが原因のようですね。
そこでリビングの壁面コンセントに挿しておいたRP-AC52の電源をONにすると、和室の電波状態は一気に下のような状態になりました。
語尾に「_RPT」と付いているSSIDが、ASUS RP-AC52で中継した電波です。5GHz帯も電波が強くなりました。
2.4GHz帯は劇的に変わりました。針が少しも動かなかったのに、良好な状態になりました。
スピード計測してみると、速度自体は変わらないか、少し遅くなっているくらいですが、電波の強度が安定しているので実際の使用感としては速度は全く気にならないレベルです。
中継したSSIDも同じにしておけば手動で切り替える必要もないと思いますが、この辺りは本業でも原因の切り分けができるようにネットワークを構築しているので、手動切替の手間と考えると、SSIDを分けておいた方が良いかなと思います。
このRP-AC52、他の中継器とは一線を画した機能を、先述のLEDライト以外にも搭載しているので試してみたいと思います。