手軽だけどその分ソレナリなサンワサプライ製シンプル、モバイルプロジェクターを使ってみました。
職場で少し変わった依頼があり、プロジェクターを購入しました。実際に私が仕事上で使う機会は無いと思うのですが、少し気になったので空いた時間に使ってみました。
購入したのは、サンワサプライ製のモバイルプロジェクター、400-PRJ014Wです。
小型プロジェクター(バッテリー内蔵・最大85ルーメン・ブラック)400-PRJ014BKの販売商品 |通販ならサンワダイレクト
http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-PRJ014BK
まずは、モバイル向きと言わざるを得ないその小ささです。
12cmのCDケースよりも小さいサイズですので、ノートパソコンと一緒にバッグには必ず入ります(厚みはその分ありますが)。
レンズ部分です。大きさにしてレンズの開口部分は1cm四方くらいしかありません。写真を拡大するとわかりますが、製造過程で部品を削った際の“ヒゲ”が挟まってしまっています(後で切り落としました)。少し作りこみは甘い感じです。
レンズのすぐ横にはフォーカスリングがあります。ズームリングは無いので、同じ位置に置いたままでの画面の拡大・縮小はできません。
背面は、ACアダプタの電源コネクタと、HDMI入力、USB端子とオーディオ出力端子があります。USB端子には、USBメモリ等を接続して中のデータを表示する為ではなく、電源OFF時にはモバイルバッテリーとして使用する為です。
電源は珍しくボタン式ではなく、スライドスイッチです。しかも結構固かったです(笑)。
付属品一式です。ミニ三脚、ACアダプタ、HDMIケーブル、ミニポーチです。
ACアダプタは海外にも対応できるようにコンセント部分を交換できるようになっていましたが、交換用のパーツは付属していませんでした。
海外までこれを持ち出してプレゼンテーションをしなければいけないシチュエーションがもしあったなら、荷物になっても本格的なプロジェクターをもっていた方が良いと思いますが(笑)。
スタンドはミニ三脚でした。プラスティック製の簡単なものなので、気になる人はカメラ用のミニ三脚を別に購入すると良いかもしれませんね。マンフロットのPOCKET三脚L ブラックなんか折りたためるので便利かも。
付属の三脚に立てた状態です。
実際に投影してみることにしました。職場の自分のデスク横にホワイトボードを立ててみて、投影してみます。ボードまでの距離は約50cmです。
投影するデバイスは、Sureface Pro 3です。ディスプレイポートからHDMIの変換ケーブルを使って接続しました。
映してみると、蛍光灯の下でも視認は出来る程度の明るさでした。さすがに5~10万円クラスのプロジェクターと比べると見劣りますが。明るさは公称値では85ルーメンになっています。この距離ではおよそ20インチ前後で投影されました。
電源はアナログなスライドスイッチなのに、ボリュームなどの操作やモードの切り替えは天面のタッチパネルで行います。この辺りだけが無駄に技術とデザインにこだわってる感じです(笑)。
ぐりぐり指でなぞるとボリュームの調整が出来ます。
タブレットやノートパソコンを手元に置いた状態で、小さな会議室でプレゼンをするくらいなら十分に事足りるとは感じました。しかしやはりこのサイズに搭載されているスピーカーはやはり少し貧弱なので、音だけはPC本体から出力した方がまだマシかもしれないと感じました。そのための音声出力端子だと後から気付きました(笑)。
ただ、50cm位の投影位置だと、10インチクラスのタブレットで投影しても液晶画面とそんなに大きさは変わらない印象なので、スティックタイプのPC等を表示させた方が用途としても面白いかもしれませんね。バッテリーも内蔵しているので、うまく使えば電源が全く無い場所でのプレゼンテーションも可能かもしれません。連続での投影時間は1.5時間になっていましたが、実感的には1時間程度でした。