全てを一新して多機能であっても手抜き無し。Galaxyアンバサダープログラム 新製品T&Tイベント その2。
前回のGalaxyアンバサダープログラム 新製品T&Tイベントの続きです。前回の記事はこちらです。登壇された糸桜氏が提示した数字のキーワードはまだまだ残っていました。提示された数字のキーワードはこちらです。
「84.7」・「2」・「6013」・「6.5」・「4.2」・「20」・「1.9」
「0.7」・「3」・「90と180」・「50」・「14」・「3」・「225」
記事は「20」からになりますね。「20」は「20%」、液晶画面の性能アップの数字です。Galaxyシリーズは初代からずっと有機ELを液晶に採用し続けて、その有機ELも進化し続けている訳ですが、今回のS6に搭載されている有機ELは前代のS5よりさらに「20%」輝度がアップしました。
また、30%の省電力を実現したそうです。スマートフォンのバッテリー消費の大部分は液晶画面の電力ですし、これは使用時間のアップが期待できそうです。
また、私が今サブで使っているARROWS NX F-02GのカメラレンズはF2.0で固定でしたが、今回のS6シリーズではF値が「1.9」とさらに明るいレンズになっています。
F値は単純に数字が小さい程レンズに光を多く取り込むので、写真は単純に明るくなります。当然他の機能との兼ね合いもありますが、F値が小さいとその分焦点の合焦位置とその奥行でボケが出たりしますし、カメラを趣味にしている人ならF値の変更だけで「明るく」撮ろうとは思いません。
しかし、スマートフォンで簡単に明るい写真を撮るには有効な手段だと思います。ちなみにフロント・リアの両方のF値が1.9です。
また、カメラアプリの起動も、ホーム画面でボタンを2回押すことでクイック起動が可能、しかもアプリ起動で撮影可能状態まで「0.7」秒と非常に高速です。
また、S6シリーズはカメラに他には無い機能を盛り込んできました。
機能としては、HDR撮影機能なので最近のスマートフォンにはよく搭載されている機能ですが、通常、HDR画像を作成するには、設定を変えた画像複数枚を合成して白飛びや黒つぶれなく自然な画像を作成しますが、この場合必ず処理は「シャッターを切った後」に行われることになります。
結果として、リアルタイムで液晶に写っているのは未処理の映像になるのですが、S6シリーズではこれをリアルタイムで常に合成処理をしながら画面でHDR画像を確認できるようになりました。
個人的にはすごい機能だと思います。使ってみたのですが、常に合成し続けているとは到底思えないスムーズなプレビュー表示でした。プレビュー画面の横のHDRアイコンをタップする事でON/AUTO/OFFと切り替える事ができるのですが、切り替えると確かにプレビュー表示の画像が変わるので、合成していた事がわかります。
また、サムスンお膝元の韓国や、アジア圏では自撮り = セルフィーが一般的になっているとの事で、このセルフィーに特化した機能も盛り込まれています。「3」つの撮影方法がS6には搭載されているのですが、その内の1つになります。
レンズに向かってかざした手のひらを認識し、認識して2秒後にシャッターが切られるというものです。
試してみたのですが、これ、認識率が非常に高く実用的だと思いました。
認識までの時間が非常に短くて、表示された数字を見逃すと逆に間に合わないくらいでした。この秒数も変更できるようになれば良いのですが。子供に「手を振って~」とお願いして自分でシャッターを切らせるのも面白そうです。
他にも指紋認証デバイスでシャッターが切れたりと、セルフィーに対しての力の入れ様が違います。
また、今までのスマートフォンの進化ではバッテリーはただ大容量化していくだけでしたが、ここにきてGalaxyも急速充電に対応してきました。最速でバッテリーがほぼ無い状態から満充電まで約「90」分と非常に高速です。ワイヤレス充電規格「Qi」にも対応しています。
個人的には認識率があまり良くなかった事もあって「Qi」はあまり期待していないのですが(笑)。S6には充電器は付属しない(先着でプレゼントもあるみたいですが)ようなので。Qiでの充電の場合は、約「180」分での充電時間になっています。今までは300分以上が当たり前だったので、かなり短くなりました。
この「Qi」に関する取組みは、大手コーヒーショップや家具メーカーと取り組んでいて、今後拡大していく予定とのこと。
また、今回のモデルはマルチメディア系、それも音にこだわって作ったとの事。
確かにYoutube等を再生させてみても、音が割れる事なくクリアでしたし、小さなスピーカーにありがちな「軽い」「薄い」という音の印象は受けませんでした。
それもこの「Sound Alive+」という機能が働いているせいとのこと。
この「Sound Alive+」はシーンに合わせたイコライザ処理をするようで、映画一本の中でもその劇中のシーンを検知して変更する用です。
また、この機能はソフトウェアレベルで実現している機能ではなく、OSのミドルウェアレベルで実現しているので原則的にAndroid OSのどの動作でもこの「Sound Alive+」が適用できるらしいです。
このカメラのリアルタイム合成や、ミドルウェアでのサウンドエフェクトを実現しているのは新たに開発されたオクタコアCPUがキーとなっています。
CPU自体をさらに小さくし省電力化につなげ、さらに性能も「50」%もアップしています。「14」ナノメートルという小さいCPUは初だそうです。しかし、残念ながら今までのGalaxyにあって、S6でオミットされてしまったものもあります。
背面パネルの取り外しが不可になったことや、microSDカードスロットの廃止等がそうですね。しかし、これに関してもちゃんと調査の結果オミットしたとの事。私のようなブロガーだとmicroSDカードは何枚も買い足して使っていたりするので、この部分は正直ちょっと驚きました。普通のユーザーはmicroSDが付属品として入っていたら、ほとんどの場合、次の機種変更までそれを使い続けるのだそうです。私からしたら信じられない状態です(笑)。
「3」GBのRAMを搭載しているので、アプリの挙動はもちろんファイルの操作やデータの移動なども従来よりも速度がアップしています。
実際にこの後タッチ&トライの時間を設けていただいていたので触らせていただきましたが、画面の遷移だけでも動作がよりスムーズになっているように感じました。各機能が程よく昇華されて、引き締まった印象です。
まだもう少し続きます(笑)。