小さな文字だけでなく大きな変革。Galaxyアンバサダープログラム 新製品T&Tイベント その1。
大阪、旧サンケイホールがリニューアルしたブリーゼタワー8階で、サムスンのGALAXYアンバサダーイベントがあったので久しぶりに参加させていただきました。今回もタッチ&トライイベントです。 GALAXYシリーズは初代SからずっとS2、S3 αと使い続けていますが、他メーカーにはないスマートフォンのコンセプトをそのまま商品化していて、先日はEdgeが異彩を放っていました。お借りすることができて使わせていただきましたが、当時はやはりエッジスクリーンはまだそこまでスマートフォンの一部分として馴染んでいないように思いました。これがどう昇華されてきているのか気になるところです。
徳永氏からの挨拶後、商品企画を担当されている糸桜(いとざくら)氏からの商品に対する熱意あるお話を聞くことが出来ました。
内容的には普通に情報として自分たちが手に入れることが出来る情報に加えて、開発側から通常よりも少しコアな部分をメーカーの人間の口から聞けるといったもので、貴重な時間でした。
まずは、大きな、そして小さな変更点です。『GALAXY』から『Galaxy』への“小さな”変更をしたこと。これは、Galaxyシリーズに大きな変革があったことをロゴからも感じ取れます。全てにおいて新しいGalaxyシリーズということだそうです。
この中で、糸桜氏は今回の登壇の中でキーワードとなるのは、「数字」であることを話されました。
この「数字」とは、
「84.7」・「2」・「6013」・「6.5」・「4.2」・「20」・「1.9」
「0.7」・「3」・「90と180」・「50」・「14」・「3」・「225」
という、どの数字もあまり関連性のなさそうな、いくつもの数字をキーワードにして説明されました。 まずは、「84.7」。これは、調査の結果、何かを購入する際にユーザーがデザイン面を基準としている比率だそうです。つまりほとんどのユーザーがデザインをまず第一に見て製品を購入するか決めているということ。これは現在シェア争いをしているSUMSUNGにとっては、見逃せない数字とも言えますね。
そこでこの84.7%のユーザーに認めてもらうために、「2」つの今までは使わなかった素材を組み合わせてデザインに生かしているそうです。その素材は「ガラス」と「メタル」です。また、背面のガラス面の内側に入っている光学フィルムは、1000以上の加工をしたもので、深みのある色味を出してくれています。
また、メタル部分にはスマートフォンなどのモバイル機器ではほとんど使わない「アルミ合金6013」を使用しているそうです。この合金は飛行機などの部品に使われるほどの信用性の高いもので、錆や傷に強いとのこと。
この2種類の素材を使って構成される形状にもかなりのこだわりと試行錯誤の末に完成されたフォルムになっています。
これが「6.5」という数字に繋がります。
この「6.5」という数字は、Galaxy S6 Edgeの一番のポイントとなるエッジスクリーンのカーブ形状の角度です。このなだらかな角度も手にフィットしやすい、持ちやすい形状を以前のEdgeからリファインしたものになります。とはいっても、この曲面ディスプレイ自体が他には無い形状の為、持った場合の違和感は否めないと思います。
この「違和感」をどう払拭できるのかが今後のポイントになってくるのではと思います。
このこだわって両側に搭載されたエッジスクリーンですが、今までのエッジスクリーンに加えてデフォルトで通話関連の機能が追加されました。それが「ピープルエッジ」という機能です。
サムスンの調査では、「普段、よく通話・発信する人物は一人あたり平均して4~5人」だそうで、その5人までをエッジスクリーンから簡単に呼び出して発信できるとの事。ホーム画面に今まで配置していたショートカット系がまとめられるので便利そうです。ちなみに6人以上も登録可能とのこと。
インターフェースの動きが面白そうだなと思いました。不在着信時やメール等の通知にも使えるそうです。
このエッジスクリーンはただ操作する「枠」を拡げただけではありません。伏せていても通知を色で知らせてくれます。
ここまでご説明いただいた糸桜氏ですが、全てを一新し今までのGalaxyを新しく塗り替えたS6シリーズを本当に知っている、端末を好きでたまらない気持が言葉のいたるところから感じられてとても楽しい時間でした。糸桜氏が話しているキーワード「数字」の話はもう少し続きます。