このブログの更新が止まる前まで作っていたもの。
このブログの更新を止める前に作っていたガンプラも完成したままで放置していたのに気付きました(笑)。そういえばトップ画像「Coming Soon」でそのままでしたね。HG アトラスガンダムです。
これを作っていたのは2019年の夏頃だったのですが、ちょうどタコザクを作り上げた時のモチベーションを維持していて、覚えた(試した)技術をこのアトラスガンダムにもつぎ込んでやろうという意欲が今見ても伝わってきますね(笑)。いや、今はそれが無いとは言わないのですが、作るためのまとまった時間が確保できないのであまり凝った工作はできないだけなんですよね。
タコザクが2019年なので、もう4年前になります。家事優先で作るスピードが極端に遅く、しかも楽しみながら作るので、月日の経つのが早く感じます。
作成
このアトラスガンダムですが、バンダイのWebサイトや作例を見ていても、何か「短足感」が自分の中にはあって、劇中のイメージやポスターを見ていてももっと「ヒロイック」な感じというか、「スマート」なイメージが自分の中では強かったので、ここで初めて「キットのスタイル変更」に挑戦していました。スタイル変更工作の中では比較的オーソドックスな「足の延長」です。ただ、今回は細身でヒロイックな印象にしたかったので、太ももというよりスネの延長に挑戦していました。
キット自体は購入ではなく、プレゼントでいただきました。確か前職の上司から誕生日プレゼントだったと思います。前職で忙しくしていた中で少し放置気味だったのですが、上司に「いつ作るんだ」と背中を押してもらって、作成を開始していました。
一度組んでみて、延長する箇所を決めて組んだまま一気にカット、その後分解して個別に同じプラ材で延長して処理した後に塗装して組み上げという作業(だったと思います)でした。旧キットや中が空洞の部分をカットして延長だと簡単だったのかなと、今思い返すと思いますね(笑)。
思い返すと、全体を仮組みして延長箇所を決めずにいきなり作業していたような…。
延長前(左)と、延長後(右)の比較です。1mmのプラ板3枚(合計3mm)でスネ部分を延長しています。
他の方々のような感じではないですが、スジ彫りもそれまでのキット以上に追加していました。今は持っていないこの情熱を何とかして復活させたいなとは思いますが(笑)。
スジ彫りのセンスは数をこなさないと向上しないと思うのですが、最近では必要最低限しか彫っていませんね。こんな気力どこにあったのでしょうか。
スジ彫りをこだわっていた割には、中央のジョイント基部のパーティングラインを消していなかったりと、見直すとツッコミどころがたくさんありますね。
この頃って、TwitterやFacebookで見かけた作例や工作アイデアをとりあえず試してみたくて、このアトラスガンダムもその生贄になっていたような気がします(笑)。食パンのバッグ・クロージャーを集めて、いわゆるシイタケ部分を作ってレールガンの何もない平面部分に追加して情報量を増やしたりしていました。今思うとスケール感がおかしい気がしますね。カカト裏もプラ板でディテールを追加しています。
腰アーマー裏にも追加。前方の腰アーマーは裏打ちだけ。
塗装レシピ
この頃は「塗装するなら黒立ち上げで!」みたいな自分の中での縛りがあったようで、このアトラスガンダムも例にもれず、黒立ち上げです。ただ、この頃は黒は使わず、通常のサフの後にジャーマングレーを一度全体に吹いて、そこからMSホワイトで塗装していました。
今思うとメカサフ一発でクリアできるのに、こんなことをしてたから塗膜が厚くなっていたんですね。今思えば、水性ホビーカラーの拭き取りで簡単に塗分けられる箇所も多いですね。改めて書き出してみると、数色しか使っていませんでした(笑)。
- 関節部1 … グレーサフ~ジャーマングレー
- 関節部2 … グレーサフ~スーパーシルバー
- ホワイト部 … グレーサフ~ジャーマングレー~MS ホワイト
- イエロー部 … グレーサフ~MS イエロー
- グレー部 … グレーサフ~ジャーマングレー
この頃はまだラッカー塗料しか使ったことが無くて、塗り分けも至難の業でした。今回のような関節部では、グレーの暗色と暖色の黄色の組み合わせで塗り分ける、しかも細かい円形ラインだったので、一度ジャーマングレーで塗った後、細かくマスキングしてからサフで先に吹いたジャーマングレーを消してから、ガンダムカラーのMSイエローで塗り分けていました。
この為にホームセンターでポンチを数種類買ってきていましたね。このポンチでの円形マスキングはその後も色々なところで使っています。
サフを吹いてチェックして、表面処理をやり直して…という工程もこの頃覚えたような記憶があります。特に延長したスネ部分は延長箇所の継ぎ目が消えるまでサフを何度もやり直していました。
ラッカー塗料のみだったので、マスキングしては塗り分けてまた別のマスキング…と繰り返していました。バンダイの作例ではよくわからない箇所も多く、原作の設定資料やWeb検索を参考にしながら塗っています。多分、自分の段取りも悪かったんでしょうね。
使っていたメインの塗料がガンダムカラーだったので、全てがツヤ消しになってしまい、エナメルでのスミ入れ時に滲んでしまうということもありましたが(さらにはパーツが疲労でヒビが入った箇所もありました)、この時はリカバーする技量もなく、そのまま最後まで作り切りました。
完成
作成期間は2020年の1~3月くらい?まで作っていたと思います。この頃のSNS投稿を見直しても良く覚えていないです(笑)。この頃も定期的に模活することは無かったので、進みが異常に遅いですね。
足を延長したので少し立った時のバランスが難しいのですが、アトラスガンダム特有のスリムな本体形状がより際立ってくれたと思います。スネ延長以外の変更は行っていません。
いつものガンダムらしいトリコロールカラーではなく、色味が少ないこのガンダムもカッコいいですね。
ここに来て久しぶりに写真を見返しながら気づいたのですが、装備のシールドを作り忘れていました。あと、撮影もちゃんとしてあげれてなかったので、時間が出来たらまた引っ張り出して撮影したいと思います。スジ彫りしてしまったので、貼る箇所も少なくなってしまっていますが、デカールも貼っていませんね。
コーションデカールくらいは貼っても良かったかもしれません。
このレールガンって確かプレミアムバンダイ限定のアニメ版(BANDIT FLOWER)のバージョンでは形状が変更されていたので、原作を読んでいない人には違和感かもしれませんね。確かシールドもブレードの本数が変わっていました。
作成途中等の画像については、Flickrのアルバムに追加しています。もっとあったはずなんですけどね。この頃はW.I.Pの画像ってSNSにもアップが少なめだったので、記憶だけだったのかもよろしければ。いつかちゃんと撮り直したいですね。