50周年。

毎年の恒例となっているドラえもんの映画ですが、コロナウイルスの影響で公開日が8月になったので、夏休み中に子どもたちと観てきました。

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ドラえもんは今年で50周年になります。私が初めて観た映画がドラえもんの「のび太の海底鬼岩城」でしたので、ここまで付き合いが長いアニメもそうはないですね。うちの子どもたちも大好きです。
今回は私と子どもたち2人で観てきたので、入場者全員プレゼントの「まんがBOOK」は3冊です。

今年のドラえもんの映画のテーマは初心に戻った「恐竜」です。子ども、特に男の子が大好きなテーマで、ドラえもんでは映画でもテレビでも原作でも何度も取り上げられたテーマになっています。
ジュラ紀・白亜紀といった、恐竜の世界はまだまだわからないことも多くて、1987年に公開された「のび太の恐竜」、「のび太の恐竜2006」でもその当時の解釈が盛り込まれていたりしますので、今見返すとなかなか面白いです。
そういえば「のび太の竜の騎士」もそんな当時のミッシングリンクをドラえもんが繋げる話でした。

1987年ごろは全ての恐竜は、トカゲさながらに鱗に覆われていて…という想像が当たり前でそれ以外は無かったと思いますが、今やそれは古い話で、ティラノサウルスは羽毛に覆われていた、なんて話も数年前は世間を騒がせていたりしましたし、またそれを覆すどんどん新しい証拠が出てきていたり、目まぐるしく変化しています。

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今回ののび太の新恐竜はそんなまだ解明されていない「ミッシング・リンク」を独自の解釈でのび太たちが関わっていく、非常に面白いストーリーでした。「のび太の宝島」を書いた川村元気氏ならではの視点だと思います。

さすが50周年記念の作品というだけあって、随所に大人も思わず「おっ」と声が出るヒントがたくさん出てきますし、子どもだけでなく大人も純粋に楽しめる作品になっていました。そういえば、確かに生まれてきて白亜紀に返すまで、のび太がボールで遊んであげていたのは、キューとミューでは無かったですね(ネタバレすみません)。

ネタバレになるのであまり書かないほうが良いとは思いつつ、「のび太の恐竜」も「のび太の恐竜2006」の舞台も白亜紀でした。これが今回の一番のポイントではないでしょうか。
もしかするとこれを意識して大人が観たら一番感動するポイントに出会えるかもしれませんね。

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いつも賛否両論を生むドラえもんの映画ですが、今回も色々言われていますね。しかし、これを観て育ってきた大人の目線で考えると、「映画の5人はテレビでは見せない、違う一面を見せてくれる」という部分が根底にあるので、今回の映画は純粋にのび太が出来ない事に対して真摯に向き合い、ある意味根性論とか一昔前の考えを前面に出しているように感じる部分も純粋に観ることが出来ました。ただ、今回の作品だけを単独で観た場合は違和感を覚える人もいて、それがWeb上で散見されるような評価につながっているように思いますね。ただ、それだと映画の時だけ「心の友」を前面に押し出されているジャイアンにも違和感を感じてしまうと思いますがそこは誰も引っかからない(笑)。
突き詰めていくとどこまでいってもアニメの中での話、あくまで空想の域を出ない過去の時代の話ですし、誰もその真相を知らないので描く自由はあると思いますし、作品を純粋に楽しめるという点では今作も非常に良い話でした。次回の舞台にも期待です。個人的には一番好きなあの作品がリメイクされることを願っています(笑)。

rentry

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