7年前のノートパソコン DELL Latitude E4200をWindows 10にアップグレードする備忘録。
基本的にMicrosoftでWindows 10に何事もなくアップグレードできるパソコンは、ここ1~2年に発売されたWindows PCが対象になっています。これはメーカーの保証できる範囲とパソコンとしての耐用年数を考慮した結果だと思いますが、真偽のほどは定かではありません。
先日、家にあった数台のノートパソコンをWindows 10にアップグレードしてみました。
結果的には全てのノートパソコンがWindows 10にアップグレードされましたが、以前のLet’snote CF-AX2のように、ドライバ関連で読み込まれない部分が残ってしまうPCが1台ありました。
DELLのLatitudeシリーズ、E4200です。
このモデルは当時高価だったSSDを搭載していて、非常に動作が軽快だったのを覚えています。
また、この機種が発売されていた2008年頃はちょうどWindows XP、Windows Vista、Windows 7が乱立していた頃で、リカバリメディアもXP用と7用の両方が付属していたモデルです。CPUはCore 2Duoでしたが、動作が速いので、古い機種ながら長い期間使っていたモデルでした。
前回の記事で「5年前」と書いていますが、正確には2009年のモデルなので7年前のモデルということになりますね。
他のノートパソコンと同じようにWindows 10へのアップグレードを通常フローでダウンロードして実行しました。
数回再起動の後、何事も無かったようにWindows 10が起動してくれたのですが、念の為デバイスマネージャーを開いてみると、ドライバが読み込めていないデバイスが2つありました。
「Broadcom USH」と、「基本システムデバイス」です。「Broadcom USH」はメーカーの名前が冠されている通り、何かネットワーク系のデバイスのようにも見えますが、有線LAN・無線LAN共に正常に接続出来ていました。
また、「基本システムデバイス」は何か根本的な部分が動作していない可能性があったので、これだけでも解決したいと思い、ネットで情報を探して対応してみました。
DELLの製品サポートのページで通常は非表示のドライバ一覧を「この製品で利用可能なドライバをすべて表示 Latitude E4200用のすべてのドライバを参照」をクリックして、非表示になっているドライバを表示させます。
表示されているOSを「Windows 7 32bit」に変更して表示されたドライバの中から、チップセットカテゴリにある、
Ricoh R5C8xx/R5U24x Memory Card Reader Driver
Ricoh_multi-device_A01_R230630_setup_ZPE.exe
をインストールすると、「基本システムデバイス」が消えてくれました。
また、管理ポイントカテゴリにある、
Dell ControlPoint Security Device Driver
DRVR_WIN_R269802.exe
Dell ControlPoint Security Manager Application
APP_WIN_R204024.exe
をダウンロードしてインストールすると、「Broadcom USH」のドライバが正常に読み込まれるようになりました。
これで不明なデバイスが消え、正常に全てのデバイスが動作するようになりました。動作自体は、非常に快適です。Webサイト閲覧とブログ更新には何ら不満が無い程です。
さすがに画像編集となると処理が遅くなってしまいますが。Office系の仕事ならこれで事足りてしまうと思います。
デバイスマネージャー上では、何も問題が無いように見えますが、もしかすると何か誤動作や正常に機能していない部分が残っているかもしれません。
ただし、メーカーのサポート対象外になることは間違いないので、この備忘録はDELL Latitude E4200上でWindows 10を完全に動作させる手順ではないことにご注意下さい。