1/144 MSVモビルスーツバリエーション 高速機動型ザク

平成~令和をまたいで作成していた1/144 MSVモビルスーツバリエーション 高速機動型ザクが一旦完成しました。

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以前の作成記事については、こちらです。

目指したものは試作機ならではの「異形感」。

子どもの頃に見たあの高速機動型ザク(タコザク)の異形感が忘れられず、何十年も経った今だからこそ持っている技術と経済力(笑)で、プラモデルに復帰して3年目、妄想を膨らませて作ってみました。
このタコザクはジオングのプロトタイプとして位置付けられているので、この時代背景をまずは妄想しました。以下、オラ設定です。

「一年戦争後半に差し掛かる頃は、ジオン公国も国力が衰退し始めている頃でもあり、新しいMS開発もコスト削減の波が押し寄せてきていたと思われる。そんな中でのニュータイプ専用MSの開発は莫大なコストがかかる為、改めて試作機をゼロから作り上げることは非常に困難。その為、開戦時から不要になり保管されていた「YMS-03 ヴァッフ」を素体としてこの高速機動型ザクを作り上げた。」
「この高速機動型ザクは後のジオングで検討されている全てのスペックをテスト段階で搭載している為、実験後ア・バオア・クーにも投入され、戦果をあげた。」

このオラ設定を無理やり設定そのままに2種類のキットを使ってミキシングビルドしました。
初めのうちは技術が想像に全く追い付きませんでしたが、試行錯誤しながら何とかうまく組み合わせています(HGUC ジオングとミキシングすれば楽だったのは周知の事実だと思いますが)。

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私が目標としたのは「ニュータイプ専用機に感じる異形感」です。ニュータイプ専用とは言っても試作機なので、搭乗するパイロットは一般兵、試作段階でニュータイプと同等の性能を発揮させるためにはハード側も色々付け足す必要があるだろう、結果「異形」な外観になるのではと思い、ガンダム・バルバトスルプスレクスを思い起こさせるような感じで両腕を長め・大きめに作っています。
人型というよりも類人猿にちかい体型にしたいと思いました。旧キットとヴァッフの腕関節をつなげているため、腕がふとももよりも下の膝近くまで伸びています。

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ランディングギア部分はネオジム磁石で接続。

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追加で作成したランディングギアパーツ部分はネオジム磁石で本体と接続しています。旧キットは足2本の間にランディングギアユニットがあったのですが、これでは安定しないだろうと思い、オラ設定の中で別ユニットとして作成、3点(三角形)で接地するように変更しました。このユニットは母艦から発進後、パージされる設定です。この工作も初めてでした。

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両キットの余りパーツとビルダーズパーツ、コトブキヤのパーツを使ってそれらしくまとめています。本体との固定はネオジム磁石です。肩アーマーと同形状のパーツは今回プラ板でゼロから作成してみました。

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可動域も初期HGくらいは確保。

旧キットは下半身が完全固定で可動部はゼロでしたが、ヴァッフを素体にしてヒザ関節等を作っているので、ある程度の可動域は確保しています。
また、ミキシングするにあたり、ヴァッフのボールジョイント部分が短くなるので肩・腰・太腿などのジョイント部分は真鍮線とプラ棒で延長したりしています。
ジオングでは「足なんて飾りです」と言われていましたが、この試作機は歩きます(笑)。

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ある程度の可動域があるので、ジオングっぽいポージングもできます(笑)。

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使うのは2つのみ。

何かを取り付けようとして残していた後ろのスカートのジョイント部分だけが心残りです(笑)。

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今回の作成にあたって自らに課した課題は、「使うキットはミキシングする2つのみ」です。市販のディテールアップパーツはいくつか使っていますが、基本的に構成しているメインパーツ類は、高速機動型ザクとヴァッフのみです。他のキットを使ってしまうと、ミキシングの幅や可能性は拡がって作業しやすくなるかもしれませんが、自身の創造性も失われますし、何より自分の技術ではなくキットの形状を利用しがちになるので自分の技術向上にはつながらないかなと思い、今回自分に課しました。

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今までに作ったキットと並べてみましたが、あまり後先を考えずに作成したせいか、同じ1/144サイズなのにこれだけ大きさに差が出てしまいました。ジオングも他機体と比べるとかなり大きな機体なので、これでも良いのかもしれませんが…。

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ほとんど文章を書かずに画像ばかり載せるのは個人的にあまり好きではないので(笑)、撮影した画像を確認したい方は以下のFlickrで確認できます。作成途中の画像も載せていますが。

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1/144 MSVモビルスーツバリエーション 高速機動型ザク(完成) | Flickr

期間は長くても少しずつ試行錯誤することは楽しい。

今回は作っていた期間が2017年からと非常に長い時間の中で作っていたのですが、楽しかったですね。やったことのない工作を色々と試しながら試行錯誤して形にしていく過程はプラモデルの本来の楽しさのように感じました。

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またこれだけの作業量の工作をしようと思うとできないのかもしれませんが、今回の作成で覚えた技術を次へ生かせるようにしていきたいと思います。

実はまだ追加したい工作やギミックなどもあるのですが、モチベーションがアップしたら挑戦してみようと思います(笑)。

rentry

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