1塁側で野球を撮影する場合に気を付けていること。
私の利き目は恐らく右目だと思うのですが、野球の撮影をしている時には両目で撮影しています。
こう文字で書くとわかりづらいですが。「恐らく右目」と書いたのは、カメラのファインダーを覗く時に無意識のうちに右目で覗いているからです。顕微鏡を覗く時も、何か目を凝らして見る時も右目がメインです。ですが、両目で撮影しています。ファインダー側でも裸眼と同じ画角を見ている時は脳内変換するとこんな感じです。実際に裸眼ではもっと広い画角が情報として脳に入ってきていると思いますが、認識としてはこんな感じです。
カメラで撮影する場合、いろいろな人を見ているとほとんどの人がファインダーを覗きこんだ反対の目は閉じています。ファインダーの中の世界だけで撮影しているような感じです。
実際に記録されるのはファインダーに写っている画角なので(厳密には違いますが)、これはこれで良いと思うのですが、最近私はこれでは野球の1シーンは撮れないと気付いて注意して両目で見るようにしています。
両目で見るのは撮影の基本だと言われそうですが、今回は野球の撮影時に私がしていることを書いておこうかなと思います。
まず、野球を撮影する場合、ホームの真後ろからか、それとも1塁側、3塁側のどちらかで撮影することになると思います。利き目が右目の場合で、3塁側から撮影する場合はそのまま右目でファインダー、左目で全体を見ていた方が撮影しやすいです。左目でピッチャーの動きや守備の動きを追うことが出来ます。これは通常の撮影スタイルだと思います。
ですが、1塁側で撮影する場合は利き目ではなく左目でファインダーを覗き、右目で全体を見るようにしています。これだとファインダーではバッターボックスを、右目でピッチャーや守備選手の動きを見ることが出来るので、シャッターチャンスを逃すことが少なくなりました。カメラの持ち方によってはシャッターボタンが押しにくいかもしれませんが。
これが右目でファインダーを覗いていると、左目ではカメラよりも左半分しか把握出来ないので、咄嗟にボールをレンズで追いかけることが出来なくなります。ボールをレンズ越しに見つけた時にはファインプレーを撮り逃していたりしてしまいます。
イメージとしては下のような感じで頭の中では捉えています。
お目当ての選手をクローズアップして集中的に撮影したい場合や、ベンチの撮影、バッターのみに集中して撮影などの場合は、先に書いた方法ではなく1塁側・3塁側関係なく利き目でファインダーを覗いたりもしますが、直感的に使い分けています。
1塁側で効き目の右目で覗いていると、バッターの打球を追いかけながら、ランナーの挙動を左目で把握したりもしています。これだとバックホームとかに気付いたりすることが出来ます。
あくまで今までの経験で見つけてきた個人的なやり方なので、誰にでも当てはまるとは思っていないのですが、私の場合だとこれで盗塁やスライディング、ピッチャー返しでキャッチするなどのプレイを目とカメラで追えるようになりました。
「ライブビューで撮影したらもっと視野が広くなるのに」と思われるかもしれませんが、ライブビューでの合焦はかなり時間がかかるので野球のようなスピーディな場面展開には向いていない感じでした。
ただ、このやり方はD5300を使っている時は成功せず、D7500になってからよく使うようになりました。やはりこの撮影方法だと、フォーカスは3DトラッキングAF、AF-C(コンティニュアスAF)に切り替えて、画角だけを追いかけた後ある程度カメラ任せになってしまうので、カメラ側の性能がある程度良くないと(頭も良くないと)撮った画像をチェックしてみると、思った場所にピントが合っていない結果になってしまいます。
ここは合焦してくれるスピードも速く、賢いD7500にしてよかったなと思います(笑)。
ドットサイト照準器みたいなものを使えば同じことができるということは後から知りました(笑)。ここまでしなくても撮影できているから別に必要とは思いませんが。