進化した「S」を手に入れました。RICOH THETA S。

以前に初代のRICOH THETAをメーカーのご厚意でお借りすることができたことがあり、その「全方位」という画角が面白いと感じてはいたものの、普段使っているカメラが一眼レフだったこともあり、あまりカメラ本来の性能に不満を感じていたことがありました。
今回、様々な経緯があって、最新のRICOH THETA Sを手に入れました。
 

製品紹介 | RICOH THETA
https://theta360.com/ja/about/theta/s.html

 
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全体的なデザインのコンセプトは初代からまったく変わっていませんが、同時にリリースされたm15とSについては若干サイズが大きくなってきています。
これはやはり機能を大幅に追加・改良してきた結果ボリュームアップしてきたと考えるのが自然だと思います。
両側に大きくせり出した魚眼レンズは変わりません。やはりここが他のカメラと違い、異彩を放ちます。最初はカメラだと認識されないことがほとんどでした。
 
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ボディの両面は初代と同じシリコンっぽいマットな質感になっています。この質感、個人的には嫌いではないんですが、使っていくうちに角が削れたり、擦れた跡が目立ったりするので、材質違いのモデルも出して欲しかったと思います。
 
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シャッターボタンの位置もほぼ変わらずです。ペンライトのようにTHETA Sを握って持った時の親指の位置に来るように設計されています・
 
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側面は金属仕上げになっていて、高級感があります。上部には動画撮影時のマイクがあります。初代の時もあったと思いますが、私が使った時はまだ動画に対応していなかったような記憶があります。
 
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側面にはボタンが3つあります。上から電源ボタン、Wi-Fi ON/OFF、静止画・動画切り替えになっています。静止画・動画切り替えを押しながら電源ボタンで起動すると、LIVE配信モードになるようになっています。咄嗟に使うモードではないので、大丈夫だとは思いますが、忘れてしまいそうです(笑)。
 
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底面には端子類があります。microUSB端子とmicroHDMI端子です。microUSB端子は充電とPCとの通信、HDMIはLIVE配信用で使います。
端子類にキャップが無くなって、露出していることが大きな変更点だと思います。この方が使いやすくて良いですね。
 
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電源を入れてみると、電源ボタンを含め、青色のLEDで点灯します。青色=正常、赤色、もしくは青色点滅=異常とわかりやすい色で教えてくれるようになっています。
 
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カメラなので、当然スタンドアローンで撮影していくことも可能ですが、デジタルカメラに慣れすぎてしまっているせいか、撮影した画像をやはりその場で確認できる方が使いやすいので、手持ちのスマートフォン Xperia Z4と接続してみました。
接続はWi-Fi接続で、THETA Sを起動後、スマートフォン側でWi-Fiの接続先を探す必要があります。
 
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初代を使っていた時に感じていたのは、「Wi-Fi接続の不安定さ」でした。一枚目の撮影はうまく接続してくれるのですが、その後急に切断されてしまったり、Wi-Fiの接続は確立しているのに、専用アプリからカメラが参照できなかったりと、とりあえずこういったカメラにある、「いつもは使わないけど、いざという時に使えない」状態になっていました。
今回のTHETA Sも心配はしていたのですが、かなり安定して接続してくれます。ですが、THETA S本体の残バッテリーが少なくなると不安定になるのは仕方のないところでしょうか。
 
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実際にスマートフォンで撮影するのは、自分を写さずに撮れるので初代同様、やはり便利ですね。
また、新しい専用アプリもTHETA Sとm15に合わせて各撮影モードが気軽に変更して撮影できるようになっています。
基本的にはオートで撮影で問題ないと思いますが、シチュエーションに合わせて「シャッター優先モード」や「マニュアルモード」などの細かい撮影モードが使えます。ただし、この変更を行えるのはスマートフォンの専用アプリからのみです。また、ここで変更した撮影モードは電源をON/OFFするまでは、単体でTHETA Sを使う場合にも記憶されているようです。
この辺りは気をつけておいた方が良いかもしれません。スマートフォンとのWi-Fiが切断されると自動的にオートモード、という機能があれば良いのですが。
 
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付属品は取扱説明書の他に、専用ポーチとUSBケーブルが付属しています。充電用のコンセント部分は付属していないので、基本的にはPCでの充電になります。
 
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USB端子を搭載したACアダプタでも充電できるかもしれませんが、メーカーの保証外のようですね。確かに色々と手持ちのケーブルで試していましたが、ケーブルの中にはPCからの充電はできるものの、Anker製の充電ポートでは充電できなかったりするものもありました。
 
手に入れた初日の夜から早速マニュアル撮影や色々試してみましたが、やはり楽しいですね。
 

長時間露光も出来るのかー。新しいこいつはー。でも、月明かりの下でやるんじゃなかった(笑)。オリオン座、微かに見えるだけになってしまった。。。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


 
以前に初代で同じ場所、しかも日中に撮影したことがあったのですが、その画像と比べても一目瞭然です。かなり画質も処理も向上しています。
下が初代THETAで撮影した全天球画像です。
 

自宅への帰宅途中にて。 – Spherical Image – RICOH THETA


 
撮影素子は1/2.3 CMOS(総画素数約1200万画素)が表裏で2つ搭載されており(初代は非公開)、絞りはF2.0と固定です。露出補正もISO感度も数値こそ同じ部分がありますが、確実に画像処理がうまくなっています。
 
Sになったことで、ベースとなるスペックが格段に向上したことで確実に使う機会を増やしてくれそうな気がしますし、いつも持ち歩く中にRICOH THETA Sを追加しておこうと思います。
 

 
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