未対応機器をBluetooth対応に変える、Inateck BR1006。
職場でもプライベートでもBluetooth対応機器は増え続けていますし、活用できれば便利なのですがやはりどこでも使えるわけではありません。未対応の機器で何とかしなければならない場合も当然出てきます。
その場合に役立ってくれる、BR1006というものを購入しました。
Bluetoothや2.4GHzの無線機器の場合、電波を送信する側をトランスミッター、受信する側をレシーバーと呼んだりしますが、一昔前まではこの2種類は別々の機器でした。今回購入したBR1006はこの2種類の機能を両方備えています。
といっても同時に2つの機能を使えるわけではありませんが。
届いた時は思ったよりもかなり小さい外箱だったので誤って注文してしまったかと思いましたが(笑)。シンプルな箱にはいっていました。
中には、本体と接続する際に使用するケーブルが何種類か入っていました。
ケーブルは、3.5mmイヤフォンジャック延長ケーブルと、同じく3.5mmイヤフォンジャックから直接接続する変換コネクタ、この2種類と組み合わせて使用するコンポジット端子変換ケーブル、充電・給電用のmicroUSBケーブルです。
マニュアルには日本語のページも用意されていたので、迷うことなく使えました。
本体は約4.5cm四方で厚みは1cm程なので、非常に小さいです。操作系は側面にボタン配置されています。
送信・受信の機能切り替え用のスライドスイッチと、電源ボタンがあります。
もう一面には、充電・給電用のmicroUSB端子と音声信号の入出力用の3.5mmイヤフォンジャックがあります。
まずは本体を充電しておきます。搭載されているバッテリーは250mAhのリチウム電池ですが、Bluetoothの電波を送受信するだけなので、このバッテリー容量でも12~13時間は公称値で使用できるようになっているようです。満充電までの時間は約2時間です。
電源をONにする前に、どちらの機能で使うのかを決めておく必要があります。今回はレシーバーで使用することにしたので、スライドスイッチを「RX」側にしておきます。
使うにはまずは電源をONにします。電源ボタンを3秒以上長押しすると電源がONになります。
電源をONにした後に、続いて電源ボタンを素早く2回押すと、ペアリングモードになります。ペアリングに関しては、他機器の場合と同じなので簡単でした。2台までを記憶しておけるようですが同時使用は出来ません。私が試した限りでは電源をOFFにしてもペアリング情報は覚えていましたが、バッテリーが空になってしまっても覚えているかは不明です。
今回は、Androidタブレットの音楽をBR1006経由でBluetooth未対応のスピーカーから出力させてみることにしました。職場にあったかなり古いカラオケ用のスピーカーの外部入力に接続してみます。
問題なく音声をBluetoothで飛ばすことができました。モードを「RX」から「TX」モードに変更してペアリングすることで、Bluetooth未対応の音楽プレーヤーなどをBluetoothスピーカーに出力させることも可能です。この場合はペアリング時が画面で確認できないので少しコツが必要ですが。
頻繁に使用するということはなかなかないとは思いますが、1つ持っていると非常に便利な機器の1つですね。充電式で電源が必要無いという部分もかなりポイントでした。
つい先日も会社の忘年会をホテルの大きな会場で行うことになり、会場では3.5mmイヤフォンジャックのケーブルが1本しか檀上に用意されていなかったのですが、BR1006を接続しておいて、離れた場所からタブレットの音源を流すという、文字通り「離れ技」をやってホテルの方に驚かれたりもしました(笑)。