撮影モードも充実しているASUS ZenFone Goのカメラ。
ASUS ZenFone Goのカメラ機能は画素数こそ現行の国産メーカーのそれとは少し見劣りするスペックですが、非常にレスポンスが良く使いやすくなっています。
ZenFone Go (ZB551KL) | スマートフォン | ASUS 日本
https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-Go-ZB551KL/
カメラには撮影モードがいくつか設定として入っていますが、ASUS ZenFone Selfieと比べてみると選べるモードがやはり少なめになっています。
右がZenFone Go、左がZenFone Selfieです。
ZenFone Selfieの方が画素数としてもカメラ性能は上位に位置しているので、その高画質で実現できる撮影モードがいくつかあります。「超解像度モード」等がそうなのですが、さすがに800万画素のZenFone Goではその機能は使えないので省略されていますね。
ただ、使いこなすと面白い写真が撮れるモードはやはりきっちり押さえてきています。そのいくつかを使ってみました。
単焦点モードは、レンズの被写体震度(F値)のボケ具合を物理的なレンズではなくデジタル処理で再現するモードです。撮影後にボケを調整することができます。
エフェクト撮影では、ネガ反転したような写真が撮影できます。
撮影後にフィルタ処理で再現することも多いですが、撮影時に適用させることで結果が違ってくるものもあります。こういったモードは普段は使いませんが、あると便利ですね。
面白かったのは、上のミニチュアモードです。画像の上下の一定ラインをぼかすことで、俯瞰で見ているジオラマのような写真が撮影できます。拡がった視界で撮影することが多いこのモードですが、ロボット系のフィギュア撮影でも面白い画像が撮れますね。某巨人系のフィギュアだともっと面白い画像が作れそうです。
他にも写真を撮るだけでGIFアニメを作成してくれる機能もあります。
このGIFアニメ機能と同じように連写してその中で動いている物体を判別して写真から消してくれる撮影モード「スマートリムーブ」もありました。これ、面白いですね。
あまり速い動きは判断してくれないこともありましたが、通行人程度なら結構綺麗に消してくれます。
後は、シャッターをタップした前後を記録しておいて、そのベストショットを選別して保存する「タイムシフト」モードもあります。激しく動いている被写体だとシャッターチャンスを逃さずに残せるのが良いのですが、画像サイズがフルHD(1920 x 1080)に強制的に変更されてしまいます。
普段使う上での必要最低限に留めながらも、しっかりと安定した機能とコストは反比例ですが、そのちょうど接点部分のような、気軽に使えるカメラ機能に仕上がっていると思います。画面オフの状態でもZenUIのおかげで、真っ黒の画面に「C」と大きく指で書くだけでカメラが起動してくれるのも、その便利さに一役買ってくれていると思います。