工作には欠かせない工具となるBOSCH グルーペンを購入しました。
工具メーカーの中でも一際DIY寄りというか、日常的に「使える」工具を発売している印象があるBOSCHのグルーペンを購入してみました。
Amazonで「グルーペン」と検索すると、「もしかしてグルーガンですか?」と怒られてしまいますが、商品名はグルーペンです(笑)。
油性マジック4本分ほどの太いペンタイプの本体です。グルーガンという工具は最近テレビでも某モデルさんが部屋のリフォームを安価で挑戦する時に頻繁に登場するのですが、実際に自宅で使っている人が周りにはいませんでした(笑)。あまりメジャーではないのでしょうか。
「グルーペン」というのは、BOSCHが発売しているグルーガンの商品名称ですね。
グルースティックを電気の熱で溶かしながら接着剤にして使う機器になります。
上部側面にある赤いボタンが電源ボタンです。横のLEDは充電中は点滅し、電源を入れると緑に点灯します。
ちなみに電源をコンセントから給電しながら使用することは出来ません。
お尻部分にある丸い穴に樹脂製のスティックを入れていきます。横の端子は充電用端子です。最近BOSCHのコンパクトなシリーズの充電端子は通常のACアダプタの端子からmicroUSBに統一されています。
Ankerの5ポート充電器で試してみたところ、充電は可能でした。多分メーカー保証外だと思いますが。
赤いトリガーを押し込むことで挿入したスティックが押し込まれていき、途中で熱で溶けて先端から出てくる構造になっています。この辺りの構造的なものは通常のグルーガンと同じです。
スティックを入れた最初は2cm程飛び出した状態ですが、電源を投入して約15秒程すると先端部分が溶けてどんどん中に入っていきます。
先端のノズル部分は金属製でその周りは少し柔らかいシリコン製です。鉛筆で言うところの削った木の部分にあたるこのシリコン部分は、使用中かなり熱くなるので、火傷には注意が必要です。
また、使用中と使用直後は置き場所にも注意した方が良いと思います。
ノズル部分の径は約1mmです。
付属品は取扱説明書の他に、充電用USBケーブルとスティック4本です。スティックの径は7mmのものなので、同じ径のものであれば純正でなくても使えるという情報がありましたが、安価なスティックだと成分がわからないので純正を使った方が良いと思います。
スティック自体はそこまで高価な消耗品では無いと思いますし。
実際に初めて使ってみました。電源をONにして15秒ほど待ってトリガーをぐっと押し込むと、先端からスティックが溶けた液状の接着剤が出てきました。質感的にはセメダインCのような感じですが、揮発性のシンナーのようなあの嫌な臭いはしません。
LEDは電源投入時は点滅しますが、十分に加熱が完了すると点灯に変わります。これが合図になっているようですね。音の合図もあればわかりやすいのですが(笑)。
接着面に素早く塗ります。あまり盛ると密着できなくなるので程々か若干少な目の感じの方が良いかもしれません。また、すばやくしないと硬化が表面から始まってしまい、接着できなくなってしまいます。
まだ接着剤が熱い、固まらないうちにパーツ同士を接着させます。
数分経つと、接着剤は元の乳白色に戻って固まります。この凝固作用を使って接着力を強力にしていいるというわけですね。
実際に使い始めると、コツをつかむまでは垂れてしまったり、接着までに固まってしまったりとなかなか普段使いまでには慣れないですが、接着力の強さと固まるまでの速さ、特に素材が木同士だった場合の接着力の強さは子供の玩具を直すのにこれ以外ありえないと思ってしまうくらい便利です。
まだDIY的な使い方をしていないのですが、一般的に市販されている銃タイプのグルーガンよりもペン型の方が使いやすく、また充電式ということもあって、コードを気にせずに場所を移動して使えるのは非常に便利でした。
我が家の必須アイテムとなりそうです。
ただ、挿入されたスティックがあとどれくらいで無くなるのかが視覚的にわかれば良かったかも。