安価な2.5インチ用のORICO製 HDDケースを購入しました。
私が普段務めている会社は9月が決算月なので、この9~10月をまたいだ先週はかなり忙しく、なかなか自宅に帰ってもパソコンの前には座れませんでした。データの運搬や外出先での撮影データのバックアップに使っていたUSB接続のバッファロー製ポータブルハードディスクから異音が聞こえ始めていたので使うのを止めてデータを取り出して空にしたのですが、やはりその後定期的な異音が鳴り始めて使えなくなりました。ギリギリのタイミングでした。
ちょうど同じタイミングでPC内蔵で増設していたHDDも同時に亡くなってしまいました。こちらも不要HDDにクローンを作っていたのでデータの損失は最小限に抑えることができましたがやはりそのタイミングに出くわすとあまり気持ちの良いものではありませんね。
PC本体の大容量化やUSBメモリの手軽さも捨てがたいのですが、やはりポータブルハードディスクでの念の為のバックアップは自分の中で安心感があります。ですが、その為だけに新しいポータブルハードディスクを購入する余裕も無かったので、自宅内に転がっている2.5インチのSATA HDDを流用することにしました。
購入したのは2.5インチ用のハードディスクケース「ORICO 2588US3」です。
非常に安価なケースでAmazonでの価格は1,200円前後でした。底面と周囲は黒のプラスティック製、天面はシルバーでザラザラした質感が高い加工がされていますが材質は同じプラスティックのようです。
接続はUSB 3.0接続でコネクタ横には電源とアクセスランプ兼用のLEDがあります。やはり安価なモデルなので、コネクタ部分の強度は少し不安が残りますが普通に使っている分は大丈夫だと思うレベルです。
ケースの底面を横にスライドすると開くことができます。噛み合わせが悪いわけではありませんが、かなりきつめに作られていますね。無理にはめ込もうとすると、割れてしまう可能性があります。いくらネジ不要で簡単と言われていても丁寧に作業した方が良さそうです。
2.5インチのSATA接続のHDDを接続することができます。私が使ったのは、少し前に使っていたノートパソコンに搭載されていたSeagate製のSSHD(NAND型フラッシュメモリを搭載したHDD)の500GBです。
短いですが、USBケーブルも付属していますのでHDDを取り付けてすぐに使うことができます。
接続するとLEDが紫っぽい青で点灯します。アクセスがあると、ブルーで点滅します。
実際に使ってみたアクセススピードは、やはりUSB 3.0だけあって体感的には早いですね。故障したポータブルハードディスクはUSB 2.0だったので余計にそう思うのかもしれませんが。
数値的にはあまり早い結果は出ていませんが、個人的には出費が抑えられてこの速度なので満足です。
専用のキャリングケースも発売されていたので、購入しておきました。いつも家族旅行でもカメラでその日に撮影したデータはホテルの部屋でPC経由で念の為バックアップを行っています。以前、バックアップせずに3日間撮り続けた結果、最終日にSDカードが不慮の事故でカメラから落ちてしまい水濡れ、撮りためたデータが読めなくなってしまったことがあって、その時からその日のうちに可能な分だけでもバックアップは取るようになりました。
旅行先でかなり疲れている時もありますが、やはり安心には代えられないので、手間でもファイルをコピーするようにしています。
専用とは言っても、サイズ的に汎用性の高そうなハードケースにケーブル収納用のネットポケットと、HDDを中で留めておくゴムバンドが付けられています。持ち運びが常に発生するので安心してカバンの中に入れておけるキャリングケースは便利ですね。