台風一過で後祭(あとまつり)の鉾建てが始まりました。
祇園祭の前祭(さきまつり)は残念ながら台風と重なってしまいましたが、今日から後祭(あとまつり)の鉾建てが始まりました。残念ながら土曜日の今日も仕事でしたので、仕事が終わってからまだ明るいうちに鉾を見てきました。
見てきたのは、昨年から完全復活した大船鉾です。確か昨年も見に行った記憶がありますが、その時はもっと暑かった気がします。台風一過だった今日は比較的涼しくて、見ていても汗をかきませんでした。
後祭の中で鉾はこの大船鉾だけです。残りは曳山で、その内北と南の観音山の2つは鉾に近いくらい大きいですが。烏丸通から2本西の通り、新町通に大船鉾はあります。反対の北側を振り向くと南観音山が見えました。多分その向こうには北観音山があるはずです。
大船鉾の大工さんは比較的若い人が多くて、それもイケメン揃いでした(笑)。
私が行った時点で今日一日の工程はほとんど終わっていた為か、既に船のフォルムが判別できるぐらいに出来上がっていました。たった4日間という短い期間でこれだけのものを作るのは大変だと思います。
やはり、縄がらみの縄はたくさん使います。
縄がらみ専用住宅。
少し小さすぎるので、鉾を曳く為のものでは無いと思います。
毎年毎年祇園祭を見ている中で、いつも残念に思うのが本格的カメラで撮影している年配の方(に多い)のマナーの悪さ。有名どころの鉾の場合、ガードマンを雇って交通整理や監視をしてくれているので、ここ最近はせいぜい「人のカメラの画角にフレームインしてくる(笑)」くらいですが、今回はひどいなぁと思ってしまいました。
組み立て中の鉾は完全に固定されていないので、関係者以外が近づくのは危ないし、文化財でもあるのでご法度。触るのなんかもっての外なんですが、この人、関係者でも無いのにズカズカと大工さんの間に入って鉾にもたれかかっていました。
さすがに大工さんも嫌がっていました。自分たちは被写体では無くて、鉾を組み立てるのが目的ですしね。気が散ると思います。
しかもこのサブで肩から下げているNikon D300sがガンガン鉾に当たっているのです。これでは鉾もカメラも可哀想です。
この人、特に関係者でも無くプレスの腕章を付けている訳でもなく、観光客が見守っている前を練り歩いて邪魔ばかりしていました。自分が撮りたい写真を追及するあまり、マナーが付いてきていないのは残念に感じますね。
後祭の鉾建ては21日まで、鉾巡行は24日です。