作業を効率化・均一化させるためのTHE CHOPPER II。
もう何年も同じキットをいじって楽しんでいたりしますが、その中で楽しくもあり面倒でもある作業が「プラ板の切り出し」です。
いわゆる小さな裁断機。
元々は鉄道模型用のツールだということなのですが、Facebook上で参加させていただいているガンプラグループ内ですごい造型をする方がおられて、この方が使われていたツールがこの「THE CHOPPER II」でした。知ったのはもう一年ほど前になるのですが、結構高価だったりするので購入を渋っていたところ、臨時収入があり勢いで購入しました(笑)。
使ってみると、今までカッターで1つ1つプラ板をカットしていた作業とは全く違うスタイルになるので慣れるまではちょっと時間がかかりますが、慣れると非常に柔軟に正確なカットができるようになります。
形状的にはよくある裁断機(何枚も紙を一度にカットするあれです)のミニチュア版のようなものです。金属筐体の土台と刃が付いて土台に固定されているカッター部分が付いています。
よく使う30° ~ 90°の角度が付いた定規が2枚付属しています。この定規は左右に付いたネジ部分で固定して使います。
ハンドル部分の下部にカッターの刃が付いていて、下に置いたプラ板をカットするようになっています。
ツールとして大きな部類ですが効果は小さな結果を効率よく。
今までは、大きなプラ板をカットするのに金属定規を使って大まかにカットして細かくT字定規でカットして…と作業していましたが、このTHE CHOPPER IIを使うと、「チョン、チョン、チョン」と効率よく、サイズも崩れることなくカットが簡単にできます。
私はHGシリーズの1/144サイズばかり作っているのですが(MG・1/100はまだ作ったことがない)、1mm単位で切り出したパーツを貼ったりするので、このツールで切り出し始めると精度もスピードも上がりますし、病み付きになります(笑)。
この台紙部分は他にもよくあるカッターマットと同じようになっているので、力強く刃を下ろしても大丈夫ですが、あまり力を入れずに自重だけで0.5mmくらいの厚みのプラ板だと軽快に切れます。2mmくらいの厚みでも切れるようですが、力とコツがいるようです。
このマットは交換可能です。私が購入したのは替刃と交換用マットが別に付属していたセットでした。
周囲やマット状にメモリや角度が細かく印字されているので、決まった角度、決まったサイズで切り出すことが出来ます。
格段に作業効率がアップしたので、数か月ぶりに模活を再開してもよいかなと思います。
最後に箱の内側に張り付けられていたネジは何に使うのか…不明です(笑)。