今年も鉾建てで京都の夏が始まりました。
今年も祇園祭の季節がやってきました。毎年この時期になると京都市内は少しずつざわつき始めますね。
約一年間閉められていた長刀鉾専用の倉庫が開放され、組み立てが始まっていました。
祇園祭はほぼ毎年見ていますが、釘を一切使わない鉾建てには麻縄を芸術的な網目模様で編み上げながら木材を組み上げていく「縄がらみ」と呼ばれる手法が使われています。この「縄がらみ」、実際には組み上がった後ほとんど目に見えることがありませんので、この鉾建ての一定期間だけ見れる特別な手法です。
毎年見ていますが、1基の鉾に対して5kmもの長さを必要とします。
釘を一切使わないので、この場所も縄がらみで美しく編まれていくことになります。
この部分は恐らくは鉾の中心に立つ真木の部分かもしれませんね。かなり年季が入っています。
今年の祇園祭も33基の鉾と山が京都の夏を彩ります。今年は宵山と鉾巡行が土曜・日曜と週末になるので、かなりの混雑が予想されますね。
この時期、職場がど真ん中にあるのは、嬉しくもありもううんざりでもありますね(笑)。週末に被ることで仕事に影響は出にくくなりますが、お祭りを気軽に見れないのも少し寂しかったり。少しもどかしいです。