今年も鉾建てが始まりました。
祇園祭のシンボルでもある、鉾が組み立てられる、「鉾建て」が今年も例年通り7/10から始まりました。鉾建てが始まる前日の夜から、「これぞ京都」と言わんばかりの湿度が高い夜で、明けた朝からは真夏に感じるジリジリとした暑さになっていました。
昼休みに外に出ると、もう空は夏の空でした。
四条通の烏丸通を挟んだ西側では、函谷鉾と月鉾が建てられているところでした。
鉾を建てている人達の特色が町内ごとに出ている気がしますね。月鉾や函谷鉾の場合は「月鉾」の半被を着た人達が作業しておられました。
少し路地を入ったところにある、お気に入りのつけ麺屋さん「和醸良麺 すがり」で昼食を。ここの「味玉つけ麺」は大のお気に入りです。
店内は町屋を改装した少し暗めの作りでバーのような雰囲気ですが、いつもお昼時は混み合っています。
昼食を食べた後は、メインである長刀鉾を見に行きました。宮大工さんらしき人がメインで作業されていましたが、こちらにはテレビカメラの取材まで来ていました。さすが長刀鉾ですね。
長刀鉾を構成するパーツが、道路脇に所狭しと並べられていました。これを図面通りに組み上げていくのは職人技です。私は建設系の仕事の経験はありますが、さすがにこの分野に関しては難しいと思います。
職人の方々の真剣な表情と作業の姿勢が印象的でした。
この「縄がらみ」の編み上げ具合はまさに職人芸ですね。残念ながら、この縄のほとんどは、鉾が出来上がると装飾で隠れてしまうので、鉾建てのこの最初の頃しか見れません。
四条通は改修後に歩道が広くなったので、昨年の時よりも人がばらけている感じで見やすかったですね。ここから週末、週明けの祭りがピークになっていく中でどこまでこの見やすさが保てるのか、宵山の夜でも大丈夫だと良いのですが。