人が住まないということ。
台風が過ぎ去って、まだ余韻が残っていた土曜日を避けて、日曜日に祖母の家に行ってきました。
祖母は、ひ孫である私の娘が生まれてから1~2年まではものすごく元気で、もうすぐ90歳だというのに独りでバスに乗ってどこかに行ったりしていたくらいだったのですが、少し前に体調を崩してそのまま入院となってしまっています。
結果、祖母の家は今は空き家状態です。
台風の防御策は、雨戸を叔父が閉めに来たりしていたようですが、台風も過ぎ去ったので、雨戸を開けて掃除をするために母と娘と3人で訪れました。
少し前までは祖母がここで寝ていた場所は今はすっかり埃まみれでした。人が住まない家というのはこうも汚れるのかと思いながら、掃除機、雑巾がけをしてきました。早くここに戻ってこれるようになると良いのですが。
残された家具や、食器などを洗いながら、祖母は何を思いながらここに住んでいたのか、祖父の仏壇を前にして色々と考えてしまいました。私が中学生の頃に建てた家なので、私の幼少期の記憶も物凄くたくさんある家でしたし、祖母がいた頃に訪れた際も特に掃除する訳ではないので、ここまで家を眺めながら物思いにふけることはありませんでした。
カメラも何も持っていかなかったので、手持ちのARROWS NX F-02Gで撮影したのですが、手軽に高画質で撮影できるのはやはり便利ですね。光の加減がバッチリハマれば、デジタル一眼レフ顔負けの画質になってくれます。