レスポンスが良く、使い勝手の良いASUS ZenFone Goのカメラ。
ASUS ZenFone Goのカメラ機能を試してみました。ZenFone Goは背面カメラに800万画素、F値2.0のレンズを備えています。スマートフォンの機種選択の時に、一番優先度を高く設定して選んでいる機能のうちの1つがカメラ性能だと思います。
高画質化の一途をたどるスマートフォンのカメラ機能ですが、画素数的には見劣りするZenFone Goのカメラ機能を試してみました。
ZenFone Go (ZB551KL) | スマートフォン | ASUS 日本
https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-Go-ZB551KL/
16:9の画像を撮りたかったので設定は6Mの画像サイズにしています。6Mの画像サイズは解像度の幅は8Mの最大画像サイズと変わらず、縦方向のピクセルを削って6Mのサイズにしているだけなので、撮影される画像のクオリティは変わりません。
ちなみに8Mの画像サイズだと、4:3の画像になります。
背面にある、ボリュームボタンは縦方向の撮影時に便利なシャッターボタンになります。
シャッターボタン、Xperiaシリーズで慣れていたのですがやはり無いと少し不便に感じてしまいますね。横方向にも使えると良かったのですが、さすがにボタンの場所的に難しいです。持ち方によってはレンズに指が映り込んでしまいます。
せっかくなので子供と近くの公園に遊びに行く時にZenFone Goを持ち出してみました。ですが、せっかく持ち出すので比較してみようと思い、こんな感じで持ち出しました。
白いZenFoneは、ZenFone Selfieです。なるべくレンズの位置を近くにして画角を同じようにセットしてみました。
さすがにスマートフォンをマンフロットの三脚に、それも2台もセットして子供を数人連れて公園に来る父親はそういるはずもなく、異彩を放っていたようで、かなり視線を感じました(笑)。
フォーカスを合わせてくれるのが非常に速いので、撮影はあまり考えずに撮ることができますね。ブランコの正面からだと、被写体が常に前後に動くのでフォーカスは合わせづらいですが、しっかり合っています。
先日、新調した娘の自転車です。コントラストがやや強めですが、ピンクのメタリック感が損なわれていないように感じます。
公園ではかなり日差しが強かったので白飛びしている部分もあります。
同じ画角でHDR撮影してみました。HDRでは木の幹の部分が目視と同じように明るく処理されています。ただ、画像全体を処理しているせいか、空の色や葉の色が通常撮影時から変わってしまっています。
ZenFone2台で比較してみました。まずはZenFone Selfieです。画像サイズはZenFone Goに合わせて、6Mに設定しています。
次に、ZenFone Goです。撮影タイミングはほぼ同時にタップしています。
あまりこれだと違いがわかりにくいので、ブツ撮りでも比べてみました。ZenFone Selfieです。
下がZenFone Goです。同じ位置から撮影しているのですがレンズの仕様の違いで、画角に違いが出ています。
こうやって見比べてみると、ホワイトバランスの認識の違いと、レンズの画角の違いがわかります。どちらかというと、ZenFone Goの方がコントラストは強めですが、ホワイトバランスがより自然です。
等倍にして並べて比べてみました。
全体的に、ZenFone Selfieの方が赤みがかった?暖色系の画像になっています。
オートフォーカスの合焦スピードは何とほぼ変わりませんでした。ZenFone Selfieの方はZenFoneシリーズで培ったレーザーオートフォーカスを採用していて、ZenFone Goには非搭載ですが結果的に合焦点するスピードはほとんど同じで速かったです。
比較していて気になったのは、シャッター音が鳴るタイミングの違いです。確かにZenFone GoとZenFone Selfieだと有効画素数も違いますし、同じ画像サイズにしていてもデータとして書き込まれるプロセスは違うと思いますが、ZenFone Goの方が圧倒的にシャッターボタンをタップしてから、シャッター音が鳴るまでのタイムラグが短かったです。オートフォーカスの合焦時間は同じ位でしたが。
このタイムラグは実際の使用感に大きく関わってくる部分だと思いますので、ZenFone Goはより使いやすく調整されていると感じました。
最近のスマートフォンの高画質化は、ブログ媒体を持っているユーザーやデジタルカメラを持たないユーザーには嬉しい進化となりますが、SNS系をメインで利用するユーザーにとっては諸刃の剣ともなり得ます。
通信パケットの利用制限が設けられているからです。設定によっては、高画質のままアップロードを続けていると一ヶ月間の一定パケットをすぐに超えてしまい、速度制限がかかってしまいます。
この800~1000万画素の範囲がスマートフォンのカメラとしては、ベストアンサーなのかもしれませんね。