ジブン専用PC&タブレット3 RM-F106-SRのUSBブート環境を試す。
ジブン専用PC&タブレット3 RM-F106-SRは果たしてUSBからブートできるのかも試してみることにしました。
このサイトを参考にさせていただいて、UMFI環境でブートできるUSBメモリを作成しました。USBメモリは今となってはあまり使わないデバイスになってしまいましたね。たまたま4GBのメモリが手元にあったのでそれを使っています。
Ubuntuのサイトからは「ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso」をダウンロードしています。
キーボードドック側のUSBポートにブート用のUSBメモリを挿して起動してもブートデバイスとしては認識してくれないようですね。AUKEY製のType-C変換アダプタを使用して接続してみるとBIOS上でデバイスを認識してくれていることがわかりました。
優先度を変更して改めて起動してみます。
電源ボタンを押してすぐにUbuntuのインストール画面が表示されましたがBIOS起動と同様に縦画面です。やはり液晶画面のデフォルトが縦画面になっているからだと思います。インストールするのではないので「Try Ubuntu」を選択してEnterキーを押しました。
デバイスドライバの認識が始まりました。この辺りはLinux系OSでは見慣れた光景ですね。ただ、縦画面で流れていくので若干違和感はあります。
しばらくするとUbuntuのデスクトップ画面が表示されましたが、この画面が表示されている間のみは正常に動作しているように見えるのですが(実際にファイルへのアクセスもできました)、すぐに画面が消灯してしまい、戻ってこなくなりました。何度か画面タッチをしたり、キーを押したりすると戻ってくるのですが、電源周りか液晶画面のドライバが正常に動作していないような感じです。
無線LANデバイスも認識しているようで、試行錯誤しているうちにネットワークへの接続もできました。色々設定変更も試みてみたのですが、やっているうちに画面がブラックアウトから戻ってこなくなり、仕方なく強制終了させました。
既存のWindowsのディスクも読み込むことが出来ていましたが、microSDカードスロットに挿入していた64GBのmicroSDカードはカード自体は認識しているものの、内部を読み取ることは出来ませんでした。
気になったのはBIOSでブートの優先度を変更してセーブしたはずなのですが、USBメモリを抜いた状態で正常にWindowsを起動させてしまうと、優先度が元に戻ってしまうようですね。
結論としては、「Ubuntuの起動まではするが、通常利用には少し難がある状態」というところでしょうか。ディスプレイの情報を取得できていないようなので、ここをカスタマイズしたUbuntuを作るかしてみると正常に動作するようになるかもしれません。
正常動作している数秒間ごとに触ってみた感想としては、Windows 10の時よりもUbuntuの方がやはり動作が軽快に感じますね。
他にもUSBブートできるOSはありますが、気軽に試すことができるOSがUbuntuだったので試してみました。時間があればChrome OSなんかも試してみたいところですね。OS単体では手に入らないのでChromium OSになると思いますが。