「超」短焦点プロジェクター LG PH450UG その5。
「超」短焦点プロジェクター LG PH450UGですが、音声は1Wのスピーカーを備えているもののやはり良い音で楽しみたいと思った際に、3.5mmの音声出力を備えています。しかし、PH450UGはそれ以外にもBluetoothの接続方法があるので試してみました。
LG PH450UG | LG Electronics JP
http://www.lg.com/jp/projector/lg-PH450UG
試してみたのは、随分と前に当選していただいた、オラソニックのBluetooth接続スピーカー「TW-BT5」です。当選したのは、片肺のみでしたがオプションで追加スピーカーを購入して音声ケーブルを接続することでステレオで楽しむことが出来ます。
オラソニック製品はその卵型の特徴あるフォルムから出る迫力のある低音とはっきりした音の輪郭、サイズからは想像出来ない音の良さが評価されてここ数年で急激に認知度が増した製品ですね。以前にもPC用をお借りして試させていただいたこともありました。
まずは、Bluetoothのペアリング設定を行います。PH450UGのメニュー画面からワイヤレスを選択します。
Bluetooth機能は常にON状態ではなく、スマートフォンのように機能別にデバイスのON/OFFを設定できるようになっています。OFFにしておくことで若干のバッテリー消費は減らせるかもしれませんが。
まずはONに切り替えます。
オラソニック側をBlueoothのペアリングモードにした後、PH450UG側で機器を検索させることでペアリングまで完了します。音声出力のプロファイルのみ対応しているので、このBluetooth機能を使ってキーボードや他デバイスを接続することは出来ないようです。
接続が完了すると、自動的にPH450UGの音声出力からBluetooth側の出力に切り替わります。下の写真では、Xperia Z5をSCREEN SHARE機能を使ってワイヤレスで映像を投影して、スピーカーもBluetooth接続でワイヤレスで接続して出力させています。
3つの機器全てが自身のバッテリーで動いているので、利用場所を選ばず使えるので便利ですが、スピーカーの左右チャンネルの部分だけケーブルがあるのがちょっと気になります。
ですが、1Wのスピーカーでは味わえない迫力に音が変わるのはやはり魅力です。
使っているプロファイルが対応していないからなのか、長年使っていてしばらく放置していたLogicool TS515を引っ張り出してきてPH450UGとペアリングしようと試みましたが、何故か何度やっても失敗してうまくいきませんでした。これが使えるとスピーカー1つで済むので良かったのですが。もしかすると放置しすぎて故障してしまったのかも。
左右のスピーカーはケーブルで繋がっていますが、プロジェクターとはワイヤレスですので、スピーカーだけを自分の近くに置いて楽しむこともできますね。
コンパクトで入力端子はHDMI端子が1つしかないものの、バッテリー搭載、映像・音声ともにワイヤレスでの接続方式がある、「超」短焦点で投影場所のスペースを取らないという比較的使いやすいプロジェクターに仕上がっていると思います。
実際に投影された映像自体は450ルーメンという通常のプロジェクターの約半分以下の明るさですので、投影場所を暗くする必要はありますが、それさえクリアしてしまえば非常に簡単に大画面での視聴環境を短時間で設置できるので、オフィスなどでも使えると思います。
最近は投影のソース側もバッテリーを搭載しているものが多く発売されていますので、うまくつなげることが出来れば、フルワイヤレス・フル電源レスで簡易映画館を作ることが出来ますし、不要な時は簡単に片付けられるのも魅力ですね。購入した時は確か5万円台でしたが、今でも5~6万円の市場価格で購入できるプロジェクターの中ではかなり上位に食い込んでも良い気が個人的にはしています。