「超」短焦点プロジェクター LG PH450UG その3。
短焦点プロジェクター LG PH450UGの続きです。入力系統はHDMI端子が1つしかありませんが、色々な機器が接続できそうなので試してみました。記事その1はこちらで、その2はこちらです。
LG PH450UG | LG Electronics JP
http://www.lg.com/jp/projector/lg-PH450UG
まずは、HDMI端子でIntel Compute Stickを接続してみました。Compute StickはWindows 8.1 with Bingを搭載したスティック型のPCでHDMI入力に接続するだけでそのディスプレイがPCになるというものです。私のCompute StickはmicroSD 32GBを追加して容量をアップさせてからWindows 10にアップデートしています。
そのままHDMI端子に挿してしまうと、HDMI端子の向きの都合上、Compute Stickの排気口が下を向いてしまうので、HDMI端子をL字に変換して接続してみました。
また、電源供給は通常のUSBからAC電源ではなく、PH450UGのUSB端子に接続して電源を確保しています。L字変換コネクタもUSBケーブルも市販のものを使用してみました。
実際に投影してみました。これだと、ノートパソコンのように単体ですべての電源をまかなえるのでスタンドアロンで動作するのは面白いですね。
キーボードもロジクールのワイヤレスキーボード K400を使っています。このタイプだとトラックパッドも付いているので省スペース化とデバイスを減らすことができますね。
短焦点というレンズの歪みがかなりある為か、L字で接続したCompute Stickの本体が投影する光にかかってしまいました。位置的にあまり普段は気にはなりませんが、表示する部分が一部見えないというのは若干気持ち悪いので、何か別の変換コネクタを用意した方が良いかもしれません。20cm程の延長ケーブルもありますが、ダランと伸びてしまうのはスタイリッシュさに欠けると思いますし(笑)。
これさえクリアすれば、スタンドアロンでプレゼンテーション用の端末としても使えそうです。
ただ、PH450UGもバッテリー駆動でComputestickもPH450UGから電源供給させてしまうと、約2倍のバッテリー消費スピードになるので、試してみたところ1時間程しか使えませんでした。これはPH450UG側だけでも電源を確保できれば回避できそうです。逆に考えればバッテリーが残る時間内でプレゼンを終わらせられれば良いとも言えますが(笑)。
次はポータブルブルーレイプレーヤーをHDMI接続してみました。プレーヤーはあまり聞いたこと無いですが「VENTURER」とかいうメーカーのものだったと思います。緊急用のプレーヤーとしてクローゼットの中にかなり前から保管していました。こういったポータブルプレーヤーだとバッテリーを搭載しているので、PH450UGの公称値であるバッテリー動作可能時間の2.5時間分を全て投影に使うことができますね。
HDMIケーブルが短ければ両方ともリモコンで操作、長いHDMIケーブルを使えば手元でディスク本体を操作することになります。個人的には20cm程のケーブルでコンパクトにまとめておきたい感じです。
先日発売された、シン・ゴジラのブルーレイを再生してみました。どこでも映画館を簡単に作れるのはかなり便利です。そう言えばシン・ゴジラ、映画館の4DXでも観に行ったんですけどもう一度ゆっくり観たくて買ってしまいました(笑)。
暗所にすることさえ出来れば、コントラストも強いですし横方向の解像度が1280という高解像度(縦方向は720)なので非常にきれいに楽しむことができます。
さすがに蛍光灯が付いていると視認性がかなり落ちてしまいますがもっと小型のタイプだとさらに明るさが足りないので、これはこれで機能と便利さの交点を形にしたのではないかと思います。
このHDMI端子はMHLにも対応しているので、まだまだ色々接続して試してみたいと思います。