甥っ子の夏。
妻と付き合い始めたころからずっとすぐそばにいてくれていた幼稚園児だった甥っ子が小学生で野球一筋になって、そのまま高校球児、なんと第100回全国高等学校野球選手権記念大会にベンチ入りまでしてくれました。
今まで試合をずっとそばでカメラのシャッターを切り続けていたのはまさにこのためだったと、会社は夏季休暇直前の忙しくしている中無理を言ってお休みをいただいて、甲子園球場へ早朝から足を運びました。
先に書いておくと、全国高等学校野球選手権大会(俗にいう甲子園)の試合は撮影自体はNGではないですが、SNSやブログ、商用利用でのアップは2016年の朝日新聞社のWebサイト上で禁止すると2016年のアーカイブには書かれています。2018年になって同様の記事は見つかりませんでしたが…。これも時代の流れでしょうか。
私はいつも通りNikon D7500 + SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影していましたが、さすがに選手たちの試合を許可なく記事に載せるのはちょっと避けておこうかなと思います。
結果として甥っ子の夏は終わってしまいましたが、ここまで本当によく頑張って来てくれたなという思いで一杯でした。まさに「感無量」という言葉が当てはまります。
今までケガにも耐え、完全な寮生活での野球漬けの毎日を乗り越えて第100回記念大会という節目の大会に見事出場を果たしてくれたのはかなり感慨深いものがあります。
普段テレビを通して観る夏の風物詩とも言える高校野球のバックグラウンドには、球児たちには球児たちの、見守る親たちには親たちの様々なドラマがこの大会を目指す高校の数だけ存在するということを甥っ子たちのおかげで知り、またどれほどの才能と努力、そして運が複雑に交差してあの甲子園というひのき舞台に立つことが出来るのかという難しさを知りました。
終わった後の甥っ子を見ていると、本当に今まで頑張ってきたことや結果が出たことで解放されたような非常に晴れやかな表情をしていました。3年間お疲れ様でした。ここからは大学生~社会人と大人への階段を駆け足で昇っていくことになると思いますが、この経験が必ず『生きて』くれるはずです。