ご先祖様をお迎えする六道まいりに行ってきました。

京都では、8月のお盆の時期になると亡くなった方のお迎えをする行事が多くなります。その中の「六道まいり」に行ってきました。

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京都で「六道さん」として親しまれているのは、「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」というお寺です。この六道とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道の6つのあの世の世界のことを指し、生きる物はこの中を生死を繰り返しているという輪廻転生の、仏教の教えです。

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六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)は、臨済宗建仁寺派のお寺で、東大路通から、清水道の交差点を西に入ったところにあります。

ちょっと前までは六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)ってあまりメジャーでは無かったように思っていたのですが(私は京都のマメ知識的なものが好きなので知っていましたが)、最近鬼灯の冷徹でも小野篁が登場したりして、訪れる観光客もふえてきているようですね。

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子供達はこんなところでもポケモンGOを。あまり見つからないとぼやいていましたが。

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六道珍皇寺には、小野篁が閻魔大王の下で働く為につかったとされる冥土とこの世を結ぶ井戸があり、六道輪廻の分岐点がこのお寺の境内であるとされています。

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この六道まいりを含めた期間、残念ながらこの冥土へ繋がる井戸は公開されていないようです。最近発見された、小野篁が冥土からこの世へ帰ってくる為の「黄泉がえり之井 」も東門のそばにあるのですが、門戸が閉まっていました。

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京都で毎年開催されている、「京の七夕」にも今年は参加されているようです。

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この日は、猛暑を更新した日でもあったので、陽射しが弱まる夕方に来ました。さすがに暑さは残っていましたが、陽射しが無いだけでかなり涼しくなっていたので良かったです。

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六道まいりの参拝順序としては、まず「マキ」と呼ばれる高野槙を購入して、水塔婆に亡くなった方の戒名を書いていただきます。

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迎え鐘を突く為の行列に並びます(笑)。夕方6時頃でしたが、かなりの方が並んでおられました。写真の中央に四角い立て看板が小さく写っているのですが、その場所が東門の場所です。この数分後、私の後ろにもかなりの人が並び始めました。

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ただ、長蛇の列ですが並ぶ先は鐘を突くだけなので、基本的には停滞せず流れていきますので並ぶ時間は十数分程度でした。これが日中だったらかなり辛かったと思います。

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境内に戻って東門から入った頃には既に暗くなり始めていて、提灯の灯りで周りが照らされ、西の空には三日月が出ていました。

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娘に曾祖父を出迎えてもらう為に2回、鐘を撞いてもらいました。実際に鐘はお堂の中にあって縄を引くだけで鐘が鳴る仕組みになっています。子供には若干縄が重かったようです。
ただ、綱引きのようで面白いギミックではあるので、子供に任せすぎると何度も引いて遊ばないようにした方が良いかも。

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迎え鐘を撞いた後は、水塔婆を線香で清めます。

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水塔婆はその後地蔵尊の前で、槇を使って水で清めて収めます。収められた水塔婆は、後日お盆が過ぎた後にまとめて供養していただけるようです。

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しかし、夏の夜のお寺は情緒を感じる部分もあって、難しいですが写真を撮りたくなりますね。

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ただ、こういった場所には必ず「撮影ご遠慮下さい」という場所があったりするので、撮影する前にはその画角と被写体の場所には注意した方が良いと思います。いつも思いますが、守らないのは年配の写真家風のカメラマンが多い気がします。この時も撮影禁止とされている像に平気でレンズを向けている方がいたり、鐘を撞く方にフラッシュを光らせたりする方も。残念ですね。

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