操作性も機能も向上した2017年版のAmazon Fire TV Stickを購入しました。
少し前から独りで楽しんでいたAmazonプライム・ビデオを家族へ開放し始めました。その便利さをスマホで実感してるうちにテレビでも使えたらいいのにと思うようになったタイミングでFire TV StickのNewモデルが発売されると聞いて、発売日に届くように予約して購入しました。
一年くらい前から家族間ではdTVの方が配信される番組内容的に需要があったのですが、プライム会員の特権を利用しないと年間費用分が無駄になりそうだったので、私がAmazonプライム・ビデオを使い始めるとこれが意外にも使いやすくて、家族共々徐々に移行しつつあります。
今回は2種類同時に手に入れました。Chromecastの2016年版モデルと一緒に購入です。
Fire TV Stickはシンプルな紙梱包でうまくパズルのように入っていました。
付属品はHDMI延長コネクタとmicroUSBケーブル、リモコン用単四電池です。電池はAmazonベーシック製なのが、徹底してますね(笑)。P社製品を買って付属電池はM社製とか実は結構多いのですが。
本体よりもリモコンの方がサイズが大きいですね。こんな小さい中に機能が凝縮されています。私がパソコンを初めて触った頃にはここまで小さくなるとは想像も出来ませんでした。
ユーザーからの問い合わせが多かったのか、リモコンの梱包用ナイロンにはこんなプリントが。恐らく手持ちのケーブルや古いHDMIのケーブルやUSBケーブルでつなごうとして「映らない」「電源が入らない」という問い合わせが多くあったのかもしれませんね。私の場合はどの機器も基本的に純正を使うようにしています。
スティック系のデバイスは昨年から少しずつ使い始めていて、Googleの初代ChromecastはPlayストアでラインナップに並んだ時点で購入しましたし、Windows 8.1 with Bing搭載のIntel Compute Stickも予約して購入していました。
やはり手軽にHDMI端子に接続するだけで使えるのは便利ですし、それぞれが専用のデバイスなので操作も簡単に作られているのが買っている理由の1つですね。
通常の操作は簡単にまとめていますがその分事前設定が必要だったり、その設定が若干ユーザビリティに欠けているということも多いです。Chromecastも最初はアプリからの設定を何故かWi-Fi経由で行う「?」という、あまり理解できない設定手順でした。ネットワークとWi-Fiの知識を持っていないとなぜこの接続方法で何も設定していないChromecastとつながるのか疑問だと思います。
その点においては、Fire TV Stickの方が理解しやすい接続になっている気がしますね。
今回のAmazon FireTVは先日購入した「超」短焦点プロジェクター LG PH450UGに接続して使ってみました。
Chromecastではスマートフォンのアプリを使って各種設定を流し込んでいるイメージでしたが、Amazon FireTVは端末側で全ての設定を行います。
接続する無線LANもリモコンを使って接続設定を入力するのですが、リモコンでのキーボード入力は少し面倒ですね。QWERTY配列に慣れてしまっているのでアルファベットを探してしまいました(笑)。きちんとセキュリティを構築している家ならなおさらランダムなパスワードにしていると思いますし、この入力はAOSSとかにも対応して欲しいところかも。うちはYAMAHA WLX302なのでAOSSは使えませんが(笑)。
すでに購入した際のAmazonアカウントが設定された状態で送られてくるのは少し驚きですね。ありがたかった反面、「発送ミスしたり、配達ミスされたら大事になるのでは?」と思ってしまいました。
Wi-Fiの接続設定が完了するだけで後は電源を入れるだけで自動的にAmazonプライム・ビデオが楽しめるようになります。
処理速度もデュアルコアからクアッドコアに向上し、通信規格も新しいものに対応してくれていますので、宅内ネットワークが比較的新しいものであれば、その恩恵は十分に感じると思います。
私の環境ではスマートフォンでAmazonプライムビデオを楽しむよりも明らかにレスポンスも良いですし、コマ落ちも無くなりました。
そして使ってみて何よりもリモコンのマイクボタン長押しでの音声検索の優秀さが目立ちました。
日本語でタイトルの一部だけで検索してもかなりの認識率でヒットしてくれます。また、Chromecastのようにアプリ側がキャスト(送信)に対応している必要はなく、Fire TV Stick側に直接対応アプリをインストールしてdTVなどが楽しめるのは便利ですね。
リモコンでの操作レスポンスはかなり良いと感じました。今使っている液晶TV本体側の機能でhuluやYoutubeなどが対応したりしていますが、その操作レスポンスについてはかなり悪い印象ですし、ここにスマートフォン程の操作性やレスポンスを期待するのも野暮かなと思います。あくまで付加価値だと思っていますし。このFire TV StickのAmazonでのレビューはこの操作性に対して言及しているものが多いですが、私個人的には及第点です。
今は、リビングのプロジェクター、BenQ W1070+に上のように挿して使っています。microUSBケーブルは2つに分岐延長するコネクタを使ってプロジェクターのUSB端子から2つへ給電させています。決して推奨された使い方ではないですが、今のところは問題なく動作してくれています。また、まだ機能としては試していませんが、Miracastにも対応しているようですので、もしかすると初代Chromecastを退役にしても良いのかもしれませんね。