半年程前に当選したプロジェクターをリビングで天吊りに。BenQ W1070+。
少し前の話になるのですが、何と以前みんぽす様からお借りしたことのあるBenQ W1070+がプレゼントで当選しました。初めは半信半疑でしたが、届いて自分の家にもホームシアター環境ができたので、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
せっかくいただきましたので、以前お借りしている時にはできなかったことをしてみようと思い立ちました。といっても半年以上寝かせてしまっていたのですが(笑)。
それは「天吊り」です。
プロジェクターは、通常据え置きタイプで投影するケースが多い(私の会社でももっぱらその使い方が多い)のですが、やはり場所を確保する必要があったり、接続するケーブルの取り回しが大変だったりするので、通常の家庭では導入の敷居がどうしても高くなってしまいます。
今回はモニターでお借りしたのではなく、プレゼントで戴きましたので天吊りにチャレンジしてみる事にしました。天吊りする為には専用のブラケットが必要ですが、純正品等はどうしても高価なので、海外製のサードパーティ製のものにしました。
購入したのは、「T717」といういかにも工業製品のような型番の製品です。
ちなみに上の写真では置き方が上下反対ですが、重心上仕方なく逆さまに置いています。全てが金属製でずっしり重いです。どちらかというと質量はプロジェクター本体よりもこちらの方が重い気がします。
本体は白の塗装がされていますが、各連結部分はシルバーの金属削り出しのままです。
気になるのが長年使っているうちに発生してくるであろう「酸化(錆)」ですが、その辺りはこまめな掃除で何とか生き延びさせたいと思います。
各ネジの箇所で少しずつ可動するようになっていて、調節が細かく出来るようになっています。
プロジェクター本体を取り付ける側は長さの調節が可能なバーが出るようになっていて、円形の土台部分のレールと合わせてかなり細かい位置調整ができます。色々なメーカーに対応する必要があるのでこんな構造になっているようです。
多様なメーカーに対応する為、付属しているネジやスペーサーもかなり種類が多く同梱されています。ただ、この部品に関する取扱説明書は無いので、自分で模索しながらになります(笑)。この辺りが海外クオリティですね。
プロジェクターを裏返して、位置をある程度決めます。この時点でプロジェクター本体の重心を見極めておくと、いざ天吊りした後のグラグラ感が少なくてしっかり固定できます。
BenQ W1070+の場合は、私はAのネジと、FとGのスペーサーを挟み込んで取り付けました。実はAのネジが長すぎてグラグラになってしまうので、スペーサーで固定しています。もしかすると、正規の使用方法があるのかもしれませんが、取扱説明書が無いので…。
こんな感じで取り付けました。
このまま天吊りしようとすると、本体が邪魔でビスが天井に打てないので、一旦ネジを緩めてブラケットを2つに分けました。
天井の下地を探し、しっかりと長めのビスでブラケットを取り付けます。この時にしっかり下地に取り付けないと、本体の重みで落下してしまい、天井も全て内装工事し直しになってしまいますので、自信が無い方は専門の業者にお願いした方が良いかもしれません。
私は元々この仕事をしていたので、下地を探し当てて、40mm程の長さの木ネジで取り付けました。
取り付けたブラケットに残りのブラケットと本体を気を付けながら結合させます。
本体を取り付ける際は、落とさないように2人以上で作業した方が良いかもしれません。
ちなみに取り付ける際の目印として天井に鉛筆でラインを引いています。この位置に下地がありました(施工後、ちゃんと消しています)。
これで取り付けが終わったので、残りは電源の確保と映像系のケーブルを接続します。ここで欲を言えば、壁の中に配線してしまいたいところなのですが、テナントビルとは違う一戸建ての場合はほとんどが点検口が遠かったり、浴室を中継してしか配線できなかったりしますので、あまりお勧めしません。
私も時間と余力があればしたいところなのですが、最近の衰えてきた私の体力ではさすがに無理でした(笑)。
私は基本的に電源とHDMI 1本で良かったので、天井とカーテンレールに隠すようにして配線しています。
W1070+は上下左右の台形補正がかなり効くので、設置場所の自由度が高くてよいですね。
設置後、娘はもっぱらプロジェクターで映画を観たり、好きなアニメを観たりして楽しんでくれています。この設置より少し前から映画館にも通い始めていたので、「大画面で観ることの臨場感や迫力」を知っていただけにプロジェクターの導入は娘にとっては嬉しかった様子。
家族で一緒に過ごす時間が増えました。