読みがわからない「ammoon」の4ch デジタルミキサーを使ってみました。

職場の室内音響設備を追加する作業の中で、どうしても複数マイクの入力レベルを個別に操作した方が良いという流れになったのですが、予算の都合上どうしても有名音響メーカーのモノは買えなかったので、少し賭けにでて(笑)、ammoonというメーカーのミキサーを買って代用してみました。何て読むんですかね、このメーカー(笑)。

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ammoon.com
https://www.ammoon.com/

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今回購入したのは、Amazonで4チャンネルミキサーとして販売されていたものです。必要としていたのはバランス入力で3系統だったので、機能的には必要十分として選定しました。
しかし、色といい、デザインといい、かなり仕事で使うには、“はばかられる”レベルです(笑)。
電源部分は、しっかりと抜け防止の為に専用の4極プラグを挿し込んだ後にネジ留めします。

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電源は一昔前の大きめのACアダプタですね。他機器を併用する場合はコンセントの場所に気を付けた方が良いですね。

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全体的にツマミやスライダー部分の部品の形状がチープさを強調してしまっている印象です。エッジ部分が妙に丸くなっていたりするので、そんな印象を受けてしまうのですが。

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搭載されている機能としては、4チャンネル全てがバランス・ライン入力に対応していて、ファンタム電源にも対応、HIGHとLOWの音質調整と左右へのパン、16種類のデジタルエフェクトも4チャンネルごとにレベルを調整できたり、イコライザーも簡易的なものですが搭載されていたりと、必要十分です。販売価格(約10,000円前後)で比べてみると、他メーカーでは考えられない機能の豊富さです。
実際の品質は別にして(笑)。

面白かったのは、この液晶画面とUSB端子を使った機能でした。FAT形式のみの対応になりますが、USBメモリやリムーバブルディスクとして認識する機器を接続すると、中に保存されているMP3ファイルを直接再生出来たります。
BGMを流したりする場合に別機器を準備しなくても良いですね。この再生の音量は「MP3/AUX VOL」のツマミで調整します。

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初回起動時は中国語で戸惑いましたが、言語の変更も可能です。さらにUSB機器の空き容量がある場合、ミキシングした音声をそのままMP3で記録してくれる機能もあります。個人的にはいつもボイスレコーダーで録音していたのがこの機能のおかげで不要になるので、助かりました(笑)。

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メインの出力はXLRのバランス出力で側面から接続します。私の場合は本格的な設備を準備するわけでもなかったので、ライン側のメイン出力を使用しました。特に音が割れたりうねったりすることもなく素直に出力されている印象です。今回はテナントビルの天井に設置した埋め込みスピーカーに出力させたので、音質を追及している訳ではなかったのですが(笑)。

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使ってみた印象としては、可もなく不可もなくといった感じで、この価格でこの機能、この音質なら本格的なライブには不向きかもしれませんが、簡単な放送設備用であれば問題なく使えるレベルではないかなとおもいました。スライダーで素人にも直感的に音量調整できますし、音量レベルもインジケータで視覚的にわかりやすいです。この価格帯ではここまではなかなか無いと思います。

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ラックへの取付も出来ない据え置きタイプで、デザインや音質が気にならない場合はこのミキサーで十分な気がします。私は職場での会議用のマイクミキシングをこれで簡単に行うようにしておきました。

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読みがわからない「ammoon」の4ch デジタルミキサーを使ってみました。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 屋根コマ より:

    素晴らしいレビュー
    使用レポート
    有難うございます。
    私も30年位使っているミキサーをどうないしょうかと悩んでいます。

    1. シンジマン より:

      屋根コマ 様
      コメントありがとうございます。
      かなり安価なミキサーで取り急ぎ用途は満たしてくれたので良かったのですが、音質にこだわる人には向かないかもしれません。

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