プロカメラマン 小澤 忠恭 氏のトークショーに参加させていただきました。(私見多数含む)

プロカメラマン 小澤忠恭 氏のトークショーが大阪で開催されるとご本人のFacebookタイムラインで知って、その場で電話で予約したので京都から参加させていただきました。
プロのカメラマンの方のトークショーというものに参加させていただくのは、実はこれが初めてになります(笑)。
 
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会場には阪急で行こうと思っていたところ、人身事故で止まっていたので、急遽JRに切り替えて大阪駅まで。
大阪駅の桜橋口目の前にあるハービスEntの4Fにあるソニーストア 大阪へ行ってきました。
 
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小澤先生のトークショーの時間よりも早めにソニーストアに到着したのですがスタッフの方にお誘いいただき、ソニーのαシリーズに搭載されている5軸手ブレ補正についての技術的なセミナーにも参加させていただきました。
 
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開発に携わった方が実物を使って手ブレ補正機構のレクチャーをしていただいたので、非常にわかりやすかったです。
電磁力の力を使って、実にスムーズに手ブレを補正してくれていることがわかりました。下が補正機構のユニットです。
 
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中で磁石の力で「浮いて」いるような状態なので、手で振ると自由にうごきます。
 
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セミナーの後は、待っていた小澤先生の登場です。
 
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小澤先生が時間を忘れてまで話して下さった内容はトークショーとは名ばかり(笑)で、参加者イコール傍観者・傍聴者という構図を打ち崩すかのような、参加者の写真に対するスタンスに問いかける、小澤先生と一緒に出羽三山に入ってその空気に触れ、あたかも自分がその場で撮影しているかのような、そんな熱い内容でした。
ソニーのカメラの魅力については本編ではほとんど触れないという異例の内容でした(笑)。もちろん要所要所での撮影の裏話やコツ、最後にはαシリーズのポイントも話していただけましたが。
 
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話されるのは、本来観光客が立ち入ることが出来ない神聖な領域、古くは修験者が、さらに古くは縄文時代からずっと信仰の対象とされてきた、出羽三山の撮影秘話です。
その話される内容にどんどん引き込まれ、カメラ片手に小澤先生と山に撮影班として同行しているかのような錯覚を覚えるくらい聞き入ってしまいました。
 
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「写真に収める」という行為はその画角に対して、自分の思いや想像(時には創造)、尊敬や畏怖の気持ちまでも「収める」という行為なのだと感じました。
そしてその込められた情念は小澤先生が言葉にして説明をしなくても伝わるものが、それが小澤先生が冒頭で話されていた「写真の厚み、重み」なんだと感じました(違っていたら申し訳ありません…)。
 
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小澤先生のカメラや写真に対する考え方は素直にまっすぐで、人に伝わりやすいですし、その行為を生業にしているある意味「専門家としての上から目線」は私は一切感じませんでした。
 
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写真に重さを持たせる。その為には、普段よりも写真を撮るという行為に対して時間を長く使う。
その風景を撮りたいと思い、その場所へ行ったなら、到着してすぐに撮影して、撮影が終わったらその場を去るのではなくて、もっとその場所にしかない「空気」や「時間」を感じてみる。

 

撮る目と見る目を分けること。人間はそこまで切替が速く体力のある生物ではない。

 
今回のトークショーのポイントは上記(だったと思うのですが、間違っていたらすみません)で私の場合、既にに1つ目が達成できていません(笑)。まず「写真」の為に生活を動かすことが現段階では皆無なので…。2つ目はその次でしょうか。
 
写真を撮って世に出すということを生業にする人の多くは、頭の中では非常に崇高で高尚な考えを持って撮影や現像に臨んでおられると思いますが、それを万人に伝わるように動作で、言葉で理解・表現できる人は非常に少ないと思います。また、それを他人に押し付けようとする、判断の基準にしてしまう人が多いことも事実です。
小澤先生は言葉はストレートですが、Facebookのタイムラインを読ませていただいても、文章に嫌味が無く、フラットな表現で考え方が素直に入ってくる感じです。
 
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当初60分という時間設定だったのが、「ありがとうございました」という言葉と拍手にソニーストアが包まれたのは、開始から90分になろうかという時間が過ぎていました。
 
登壇の後、小澤先生にお聞きできたのは、小澤先生はファイルを勝手に管理するLightroomは使っておられないという事(笑)。無精者の私は管理してくれるソフトがいないと整理すらままならないのですが(笑)。
あと、いざ撮影に臨むと被写体が物であれ人であれ空間であれ、「対象を愛でる」ということを忘れない方なんだと思いました。
 
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最後に帰り道の時点で、D5300の「撮影直後の画像確認」をオフに設定しました(笑)。
小澤先生、ありがとうございました。
 

 
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