クラウド系サービスを使ったビデオ会議に最適なシステムの構築。NTT-AT R-Talk 800PC。

職場では以前からTV会議というシステムを使っています。それは専用のハードウェア構成で他システムとの互換性は無しというもので、接続先にも同じシステムが必要という、一昔前のシステムでした。
しかも専用のハードウェアは1台で当時の価格だと軽自動車一台が買える程の値段でした。
最近のTV会議では、Googleのハングアウトとか、KDDIのTeleOffice等、クラウド系のPC上での利用をベースにしたシステムが主流になりつつありますね。
 

電話会議をクリアな声で簡単に。会議用マイク・スピーカー【R-Talk】│ NTT-AT
http://www.ntt-at.co.jp/product/r-talk/index.html

 
NTT-AT R-Talk800 PC
 

 
私の職場でもその波に流されつつあり、専用のハードウェアでの会議は利便性が大きく損なわれるので、クラウド系サービスの検討が必要になってきていました。
しかし、PCでの利用をベースにしたビデオ会議サービスは、大きな利便性と引き換えになるものが存在するのです。
それは、「ビデオ会議がビデオ会議たる」とも言える、映像と音声の問題です。
専用のハードウェアを使うシステムの場合は、それに特化しているので映像の送受信や、音質が良い情報のやり取りに長けています。しかし、PCで同じ状況を作ろうと思うとそうはいきません。CPUの処理能力やグラフィック性能、ネットワークの状態、音声の処理の仕方によっては、最悪の状態になることもしばしばあります。
映像の部分に関して質を求める事は少ないのですが(お互い見えたら良いレベル)、音声だけはそうは行きません。
 
色々試してみた結果、NTT-AT R-Talk 800PCという機器を教えていただく機会があり、これに落ち着きました。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
外観はタブレットよりも少し小さ目ですが、厚みが33mmと少し大きめの弁当箱のようです。
上面全体がスピーカー部分兼集音マイク部分になっています。どの部分にスピーカー、マイクが搭載されているかまではわかりませんね。
底面には単三電池4本を格納するボックスもあります。USB駆動ではなく、単体で音声入力に使用する場合の電源になるようですね。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
側面に、拡張用マイクの接続コネクタがあります。コネクタ形状は3.5mmジャックで、4系統の接続が可能です。4系統 + 本体1系統の各入力音声のミキシングはできません。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
反対側の側面には、音声入力用の3.5mmジャック、USBコネクタ(Mini B)、ACアダプタ接続用のジャック、電源ボタンがあります。
ACアダプタは別売りになっています。今回はUSB接続で利用するために購入しませんでした。USB接続の場合は、USBから電源が供給されます。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
USBケーブルでPCに接続すると、通常のサウンドデバイスとしてドライバが自動でインストールされました。ドライバディスクを必要としないのは便利ですね。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
実際はこのような感じで使います。USBケーブルの長さと拡張用マイクのケーブルの長さでかなり離れた場所の音声を拾うことが可能です。拡張用のマイクは1つ付属しています。残り3つに関しては別売りでした。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
実際にGoogleのハングアウト、このR-Talk800に標準対応しているWeb会議システムの2通りで使ってみましたが、マイクを意識せずに話しても集音レベルのLEDが8割点灯する位拾ってくれます。かなりの高感度です。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
拡張用マイクは約5cm四方の小さなものですが、かなり感度は良いです。自分のデスク前に置いておくと、ヒソヒソと小さく話す声まで拾ってしまいました。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
エコーキャンセルも搭載しているので、こちらのスピーカー音量とマイクの入力感度を上げても、自身の声が返ってくる事はありませんでした(相手側のシステムにもよりますが)。
 
このエコーキャンセル機能、ある一定価格帯以上のシステムだと搭載している事が多いのですが、「エコーキャンセルが機能するのは、自身が拾った音声に対してフィルタリングされて機能する」事に注意が必要です。
マイク入力はこのR-Talk 800PC、スピーカーを外部スピーカーから出力したりして使ったりすると、エコーやハウリングが発生します。あくまでこのR-TalK 800PCでシステムが完結している事が前提です。
 
NTT-AT R-Talk800 PC
 
今までのイメージとしては、Webカメラに映る範囲にまで近づき、マイクの場所を意識しながら話すので、どうしてもPCに前屈みになりがちでしたが、このR-Talk800 PCを使うと、気にせず椅子にもたれながら話しても十分相手に声が届きました。
単なるマイクとスピーカーのシステムとしては価格が高い印象がありますが、PCに付属のカメラやマイクを使ったり、数千円程度のWebカメラを使って、PCのTV会議の質の悪さに幻滅するよりもメリットは確実にあると思いますね。
 

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