記念日に妖怪に遭いに。

昨年の結婚記念日は初めての海外旅行に行ったのですが、今年は年明けからバタバタと忙しく過ごしていたこともあって何も計画しないまま、1月の最終週に入ってしまいました。
そんな中でギリギリになって会話の中で挙がってきたのが、鳥取県でした。あまり考える余裕もなく急いで泊まるところを確保して車に乗り込み鳥取へ(笑)。
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京都市民の地理感覚で考えると主要な観光地が密集していて、すぐに車で回れるイメージがあるのですが鳥取県は東西に長い県なので、どちらかと言うと関西寄りにある鳥取砂丘は今回は断念して子ども優先で楽しめる島根県寄りの境港にしました。

私が子供の頃は完全に「本の虫」状態で、図鑑とか小説を読み漁っていた頃がありました。最近はまったく本から遠ざかっている感じですが、あの頃に読んだ本はまだ覚えていたりします。その中でも水木しげる氏著の妖怪入門シリーズは穴が開くほど読みふけっていたのでこの記憶を頼りに楽しめるかなとも予想していました。
最近ではまたゲゲゲの鬼太郎が6作目となるアニメシリーズを放送していますし、うちの子どもたちには妖怪ウォッチよりも親しみがあったりします。個人的にはこの水木版妖怪で育ってきただけに、あのダジャレ感で妖怪をキャラにしているのがあまり好みではなかったというのも家庭内で反映されていたりしますが(笑)。

京都から車で4時間ほどでようやく境港の駅前に到着しましたが、ガレージに止めた目の前から鬼太郎が。交番すらも鬼太郎推しです。
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よくありがちな、「作者のふるさとだから作品テイストを町のアクセントに」程度のこだわりではなく、もうやりすぎ感が漂ってくるほどの(笑)、水木ワールド、鬼太郎、妖怪…。
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ディズニーとは違った意味での徹底ぶり、駅前だけでももう水木ワールド一色です。子どもたちは水木しげる氏の銅像を見て左腕が無いことに疑問を持っていましたが、この辺りの説明はまだ少し早いですかね。
今回は一泊二日の予定でしかも初日は午後到着というのんびりと来てしまったので鉄道には乗りませんでしたが、ラッピングも鬼太郎でした。駅名も鬼太郎駅となっていて、沿線をのんびり楽しむのも良さそうでした。
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ホテルにチェックインする前に水木しげるロードを一通り歩いてみました。正直言ってここまでこだわっているとは思ってもいませんでした。

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ほんの少しだけ歩くつもりだったのですが、子どもたちと「こっちにもある」「こっちの妖怪は何?」とどんどん進んでしまい、最終的には水木しげる記念館まで歩いてしまいました。
途中、妖怪神社や水木ロード郵便局などがあったり、商店街の店舗も中に妖怪がいたりと歩いているだけで楽しい道のりでした。個人的には妖怪タクシーとか乗ってみたかったかも。どこに連れていかれるのかはわかりませんが(笑)。

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個人的には「方相氏」って節分の際に「鬼やらい」で鬼を追い出す人だったと思うのですが、ここでは妖怪扱いだったり、図鑑で見たことのある「豆狸」がいたり、これは外せないだろうと思っていた「ぬらりひょん」がしっかり水木デザインのままいてくれたりと非常に楽しめました。
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子どもたちに「この妖怪はなんて名前?」と聞かれて、記憶を頼りに答えてたら子どもたちから「すごいすごい」と(笑)。こんなところで役に立つとは思ってもいませんでしたが。
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途中のATMでは「妖怪に暗証番号を聞かれても決して教えないで下さい」との看板が。妖怪も日々進歩しているようですね。
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子どもたちが知っている妖怪を探すのも楽しいですね。主役格の妖怪はやはりすぐに分かるようです。
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水木しげる記念館では、鬼太郎作品だけでなく悪魔くん、のんのんばあとオレシリーズなど馴染みのある作品から戦時中の実体験を元にリアルに描かれた作品まで今まで知らなかった作品も含めて紹介されていました。
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記念館ではロードに設置された銅像よりもリアルに作られた妖怪たちもいたり、当時の妖怪図鑑を読んだりしていると私も童心に返ってしまい、どんどん時間が過ぎてしまいそうだったので惜しみながらホテルに戻りました。
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期間限定で夜間ライトアップもされていたので、ホテルでの夕食後に町を歩いてみました。お店こそ閉まっているものの、逆にそれが妖怪を感じさせてくれて良い雰囲気でした。
歩道の街灯から、妖怪が地面に映し出されたり、この世のものとは思えない雰囲気を照明や音で演出されていて、子どもたちは大興奮でした。あまりにはしゃぐので、住んでおられる方の迷惑になるのではと注意したぐらいです。駅前ではぼんやりと一反木綿とぬりかべが映し出されていました。
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他にも昼間歩いた水木しげるロードでは銅像のライトアップもかなり雰囲気があって、妖怪の怖い一面をうまく引き出しているように感じました。
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「がしゃどくろ」は完全にホラーレベルです。
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昼間の猫娘も夜見てみると怖いですね。
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傘化けもこんなものが実際に出てきたら悲鳴を上げるレベル(笑)。
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歩道に映し出される妖怪たちは銅像になっているものだけではなく、ここでしか見られない妖怪も多いですね。記念館で確認できるので、ここで見た妖怪を後から記念館で調べてみるのも面白いかもしれません。

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個人的には妖怪よりものんのんばあが一番怖かったです(笑)。
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翌日も水木しげるロードを散策して楽しみました。ねずみ男は2日続けての遭遇。他にもメフィストや鬼太郎とも会うことが出来ました。このねずみ男、かなりクオリティ高いですね。
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ただ、一緒に撮影してくれたねずみ男、商店街の中を歩いている背中はかなり哀愁が漂っていました(笑)。歩き方によるものなのかわかりませんが。
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雑貨店で置かれていた寄せ書きシートに娘とイラストを描いてみたり。(私は左下の鬼太郎5分描き)
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あまり劇中でも描かれたことのない、ぬりかべの背中を確認してみたりしました。人魂ですかね。

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こちらの方がより妖怪に近い気がする「がしゃどくろ」。個人的には滝夜叉姫の呼び出した妖怪により近いイメージです。
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そういえば、駅前の街灯は目玉に、商店街の街灯は妖怪になっていたり、猫娘や鬼太郎になっていたりしました。凝ってますね。手抜き一切無しです。
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全体的にこの水木しげるワールドが無ければ、海辺によくある感じの港町なのでしょうが、徹底したこだわりのおかげでこの「錆びれた」「寂れた」感が程よくマッチしていて、どこを撮影しても絵になる感じはさすがだと思いました。
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人に慣れているせいか、猫も逃げません(笑)。
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この冬一番の寒波が訪れた最初だったのと、海辺だということもあり刺すような冷たい風がかなり厳しくて長くは出歩けませんでしたが、シャッターチャンスは多い町でした。子どもたちも大きくなればもう少しじっくり腰を据えてカメラを構えたりも出来そうです。
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2日目の午前中に妖怪ワールドを楽しんだ後は帰り道に少しだけより道をして、「金持神社」へ立ち寄りました。「かねもち」ではなく「かもち」と読みます。「日本で一番縁起の良い名前の神社」ということで、平日なのにかなり参拝客も多かったです。
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急な階段を上って山の中腹にある本堂にお参りしてきました。ここだけ異世界に入ったような、雰囲気のある神社でした。
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ふもとには、ここに参拝してから宝くじに当選した人たちの当選報告絵馬が。すごいですね。私もあやかりたいです。宝くじは1,000円以上当たったことが無いので。
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京都から片道4時間の道のりで、途中は雪の峠も超えたりと道中楽しみながらでしたが、何だか結婚記念日には毎年旅行に行くことがスタンダード化しそうな感じなので、行き当たりばったりでの旅行も楽しいですが次回はもう少し余裕をもって計画してみようかなと思います。

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